
歌舞伎俳優の片岡亀蔵さんが、火災により死亡した。
読売テレビによると、24日午前4時頃、東京都足立区の工場兼住宅併設の3階建て建物で火災が発生したとの通報があったという。火災は約2時間後に鎮火されたが、1人が死亡、1人が負傷するなど人命被害が出た。
警視庁は、60代男性1名が心肺停止の状態で発見され、病院へ緊急搬送されたが死亡したと明らかにした。もう1名の60代男性も負傷し、病院で治療中だという。
死亡者は歌舞伎俳優の片岡亀蔵さんと確認された。
所属事務所は「深い悲しみに包まれている。葬儀の日程は協議のうえ改めて発表する」とコメントした。

片岡亀蔵さんは1961年生まれ東京都出身で、1965年には歌舞伎座公演「仮名手本忠臣蔵」の天川屋義平の息子役で初舞台を踏み、芸能人生をスタートさせた。
約60年にわたり端役から悪役まで、伝統劇からコメディーまで幅広く演じてきた。舞台経験を積むなか、伝統歌舞伎を守りながらも革新的な挑戦を続ける俳優として評価されていた。
主な出演作品には「義経千本桜」「俊寛」「仮名手本忠臣蔵」「弁天娘女男白浪」などがあり、歌舞伎界に厚みをもたらす名脇役として活躍していた。













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