
ドイツで、拘置中の20代男性が面会に来た恋人から、キスを通じて薬物を受け取ろうとした際、誤って包装ごと飲み込み、過量摂取で死亡したとされる事案があった。
英紙「サン」などによると、恋人のラウラ被告(24)は1月2日、アルミホイルに薬物数グラムを包んで舌の裏に隠し、刑務施設の保安検査を通過した。その後、ライプツィヒの施設に収容されていたモハメド容疑者(23)と面会し、キスで薬物を渡そうとしたという。
モハメド容疑者はチュニジア国籍で、当時は薬物密売の疑いにより、公判前に身柄を拘束されていた。ただ、薬物が入った包みを誤って丸のみしてしまい、翌日に死亡しているのが見つかったとされる。
同房者は、モハメド容疑者が体調の異変を訴え始めた際、医療を受けるよう促したものの、本人は拒否したという。
司法解剖の結果、胃の中で薬物の包みが破れて内容物が漏れ出し、心停止を引き起こしたことが判明したとしている。
2人の間には子どもが1人おり、ラウラ被告はこの死亡事案に関連して今月、公判に臨む見通しとされる。現地メディアは、事案を受けて刑務施設の保安体制の点検が行われたとも報じている。













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