
北海道日高地方の新ひだか町で12月17日午後、乗用車が店舗の建物に衝突する事故が発生した。警察は運転操作ミスが原因とみて調べを進めている。
事故があったのは、新ひだか町静内高砂町3丁目にある薬局だ。12月17日午後3時40分ごろ、80代の男性が運転する乗用車が店舗の壁に衝突した。現場は町内の商業施設が点在するエリアで、日中は人や車の往来も多い場所だという。

警察によると、事故の直後である午後3時45分ごろ、薬局の店舗責任者から「店舗に車が突っ込んできた」などと通報があり、警察官が現場に駆け付けた。確認の結果、車を運転していたのは80代の男性で、当時、店内や周辺に巻き込まれた人はおらず、けが人もいなかった。
車は店舗の外壁に衝突して止まっており、建物の一部が破損したものの、事故による人的被害は確認されていない。男性に大きなけがはなく、会話も可能な状態だったという。
警察の調べでは、男性がアクセルとブレーキのペダルを踏み間違えた可能性が高いとみられている。現場の状況や車両の状態からも、意図しない急発進が起きたとみられ、警察は運転操作ミスとして詳しい状況を確認している。
今回の事故を受け、警察は高齢ドライバーに対し、アクセルやブレーキのペダル操作は慎重に行うよう改めて注意を呼びかけている。特に駐車場や店舗周辺などでは、周囲の安全確認とともに、落ち着いた操作を心がけることが重要だとしている。













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