
ある地下アイドルがファンサービスとして体の特定部位の匂いを嗅がせるイベントを行い、ネット上で激しい議論を巻き起こしている。
26日、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、和歌山県を中心に活動する地下アイドルの松本はりーが、最近の公演後のファンミーティングで、脇の匂いを嗅がせるサービスを実施したと伝えた。
公開された映像では、ある男性ファンが松本の許可を得て彼女の脇に鼻を近づけて匂いを嗅ぎ、その後松本はファンを抱きしめるなど密着した行為を行った。
一部の熱心なファンは「はりーに会うために生まれてきた」と言い、自分の収入全てを捧げるという「忠誠契約書」まで作成したという。
松本側は、このサービス導入の具体的な理由を明らかにしていないが、業界関係者は数千人に及ぶ地下アイドルの中で知名度を高めるための刺激的なマーケティングの一環とみている。
これを知ったネットユーザーは「アイドルではなく成人向け風俗店と変わらない」「競争がどれほど激しいのか、そんな選択をせざるを得なかったのか。気の毒だ」「あまりにも不潔で衝撃的だ」などの反応を示した。
セクハラやいじめにさらされている「地下アイドル」
アジア全域に拡大…「制度的保護の仕組みが急務」
今回の論争は地下アイドルが直面する過酷な現実を浮き彫りにしている。『ドキュメント72時間 “地下アイドル”の青春』によると、アイドルの約80%が地上波放送などの主要メディアに出演できない地下で活動している。
彼女たちの待遇は非常に劣悪だ。一般のサラリーマンの月給が約30万円であるのに対し、地下アイドルは月12万円未満を受け取る場合がほとんどだ。
一部の事務所では基本給が支給されず、給与支払いの遅延や、個人的理由による解雇が行われることがあるという。
最近の調査結果によると、地下アイドルの50%以上がメンタルヘルスの問題を抱えており、職場でのいじめ(48%)やセクハラ(12%)にさらされていることが明らかになった。
地下アイドルはファンとの近い距離感でのコミュニケーションが魅力の中心とされるため、独身であることを期待されるケースも多いという。
これに関連して、ある社会学者は「地下アイドル業界は一般職種では想像できない体の商品化やプライバシーの露出をファンサービスという名目で強要したり放置したりしている」と指摘した。
最近、こうした文化が日本を越えて中国上海、香港などアジア全域に広がっており、アイドル保護のための制度的な仕組みの整備が急務だという声が高まっている。













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