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「嗅覚で守った空の安全」爆発物探知犬メッシ引退!引退祝いは大好きな「テニスボール」

竹内智子 アクセス  

「6年間、お疲れ様!」

米ワシントンDCのロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港で爆発物探知犬として勤務していたラブラドール・レトリバーのメッシ(Messi)の引退の瞬間が、最近ソーシャルメディアで再び話題を呼んでいる。

引用:YouTube@WUSA9
引用:YouTube@WUSA9

昨年4月21日に引退したメッシの感動的な物語が、1年が経過した今、忠実な動物たちの献身を称える事例として再び注目を集めている。

メッシは16週間の厳しい訓練を経て選ばれた300匹の爆発物探知犬のうちの一匹で、米運輸保安庁(TSA)で6年間、乗客と空港施設の安全確保に尽力してきた。メッシの鋭い嗅覚は、多くの乗客の安全を守る上で重要な役割を果たしていた。

メッシのハンドラーであるピーター氏は、忠実なパートナーの引退を祝うために特別なイベントを企画した。メッシが最も好きなものがテニスボールを使って、最後の任務を装ったサプライズ・プレゼントを計画したのだ。

ニューヨーク・ポストが報じた映像によると、ピーター氏は大きなバッグに訓練用の道具を隠し、メッシに普段通りの探知任務を指示した。メッシが目標物を見事に見つけ出すと、ピーター氏は数十個のテニスボールを空中に放った。

最初は戸惑っていたメッシだったが、すぐに喜びに満ちた表情でボールをくわえて走り回った。また、特別に用意されたケーキ型のおやつもあっという間に平らげた。

メッシの引退後の行方についても、多くの人々が関心を寄せた。幸いにもメッシは、6年間共に任務を遂行したハンドラーのピーター氏に引き取られ、快適な老後を送ることになった。業務上のパートナーから家族となった2人の間には、より深い絆が育まれることとなった。

米運輸保安局(TSA)によると、爆発物探知犬は平均して8~10年間働いた後に引退するという。爆発物探知犬は人間の嗅覚より約40倍以上敏感な嗅覚を活かし、空港、駅、大規模イベント会場などで危険物を探知する重要な任務を遂行している。

メッシの物語が再び注目を集める背景には、作業犬の福祉と引退後の生活に対する社会的関心の高まりがある。

引用:YouTube@WUSA9
引用:YouTube@WUSA9

軍用犬、警察犬、探知犬など公共の安全のために尽くす動物たちの引退後の処遇についての議論が活発化している。

米軍用犬協会によると、毎年数百匹の作業犬が引退し、その多くが元ハンドラーや里親家庭で新生活を始めるという。しかし、すべての作業犬がメッシのように幸せな引退生活を送れるわけではない。

メッシの感動的な引退の物語は、我々の社会の安全のために献身する動物たちへの感謝と尊敬の念を呼び起こす貴重な事例として残った。

竹内智子
editor@kangnamtimes.com

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