
飼い主が見ていない隙を狙い、宅配業者の車に乗り込んだ犬が100km離れた場所で発見されたと先月31日(現地時間)、英BBCが報じた。
報道によると、英国ヘレフォードシャー州レミンスターに住むキャロライン・ドイルさんは、最近愛犬のせいで冷や汗と安堵を繰り返す経験をした。
ドイルさんの雌の愛犬「ペッパー」が家を抜け出し、行方不明になったのだ。驚くべきことに、家を抜け出しッパーは宅配業者の車の中で発見された。

当時、ドイルさんの家の近くに1台のバンが停まっていた。外に出たペッパーは、ふらっとそのバンの中に入り込んでしまったという。
このバンはオンラインショッピングモール「アマゾン」の配達員が運転していたもので、配達員は車内に犬が乗っていることに全く気づかず、出発してしまった。
そしてバンはレミンスターを離れ、バーミンガムに到着。ペッパーは意図せずに家から67マイル(約107.5km)も離れた場所まで来てしまったのだ。

一方ペッパーのいなくなったことに気づいたドイルさんは途方に暮れた。家の防犯カメラの映像でペッパーがバンに乗り込んだことは確認できたものの、それ以上どうすることもできなかった。
切迫した状況の中、ドイル家の人々はペッパーを探すためにSNSで行方不明の情報を投稿し、ネットユーザーに協力を呼びかけた。
SNSの影響力は凄まじかった。行方不明の投稿を目にした配達業者から、ペッパーを発見したとの連絡が入り、ようやくドイルさんは胸をなで下ろすことができた。

丸一日間の予期せぬ旅を経て、ペッパーは無事に帰宅した。ドイルさんはSNSにて「無事に帰ってきましたが、とても疲れている様子です」と近況を投稿した。
ペッパーが無事帰宅したことを知ったネットユーザーからは「本当に安心した」、「家に戻ってきてよかった」、「良い結果になって嬉しい」、「驚きの朗報だ」などの安堵の声が寄せられた。