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2025年05月09日金曜日
ホームトレンド「ほぼ詐欺だ!」バーガーキング、広告と現実に「肉厚」なギャップ...集団訴訟で惨敗

「ほぼ詐欺だ!」バーガーキング、広告と現実に「肉厚」なギャップ…集団訴訟で惨敗

米国の有名ハンバーガーチェーン「バーガーキング」が誇大広告をめぐって現地の消費者と対立している。同社の看板メニューであるワッパーのパティなどが、広告では実物よりも大きく描かれていることが主な理由である。バーガーキング側は消費者側の主張を否定している。

6日(現地時間)、ロイター通信によると、米フロリダ州マイアミの連邦地裁のロイ・アルトマン判事は、バーガーキングの虚偽広告に関する集団訴訟で、一部の合理的な消費者が、広告に騙される可能性があるとの判断を下したという。

米国内13州の消費者19名は、バーガーキングが店舗内外の広告でほとんどのメニューのサイズを実際より誇張して表示したと主張し、集団訴訟を起こした。

特に広告内のワッパーは実際の商品より35%大きく見えて、肉の量も2倍以上に見えると消費者側は主張した。

バーガーキングは「広告の写真は店舗で提供されるものよりも魅力的に演出されている。賢い消費者なら、メニュー写真が食欲をそそる目的で作られていることを理解しているはずだ」と反論した。

しかし、アルトマン判事は「広告が単なる誇張を超え、消費者を誤解させる可能性がある」との見解を示した。また、2017年以降の広告で商品がそれ以前よりもはるかに大きく描かれている点を指摘し、これがマクドナルドやウェンディーズに対する類似の訴訟とは異なる点だと付け加えた。

以前、ニューヨーク・ブルックリンの連邦裁判所は類似の訴訟を却下した経緯がある。バーガーキングは声明で「広告に使用された炭火焼きパティは店舗で販売されている商品と同一である。原告らの主張は事実ではない」と反論した。

一方、原告側のアンソニー・ルッソ弁護士は「消費者の権利のための意義ある判決が下された」と、今後の裁判に対して期待を示した。

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