
インドの有名ヒンドゥー教寺院で修理工事中に金が消える事件が発生し、元聖職者で実業家のウニクリシュナン・ポーティ被告が逮捕された。
18日(現地時間)、英紙『インディペンデント』などによると、インド南部のケーララ州の警察は17日、州都ティルヴァナンタプラムで、元聖職者で実業家のウニクリシュナン・ポーティを窃盗および横領容疑で逮捕したと発表した。
今回の事件は、インド最大の巡礼地の一つであるサバリマラ寺院の修理工事の最中に発生した。ポーティは、寺院の管理機関であるトラバンコール・デヴァスワム・ボードの元委員長、委員2名、職員9名らとともに、金475グラム(約430万円相当)の失踪に関与した容疑をかけられている。
サバリマラ寺院は、ヒンドゥー教の神アイヤッパに捧げられた聖地であり、毎年数百万人の信者が訪れるインドの代表的な巡礼地だ。
本件は、ケララ高等裁判所が特別捜査チームを編成し、2019年の寺院修理工事以降、金475グラムが返還されていない理由を調査するよう命じたことで明らかになった。
ポーティ被告が支援したこの工事は、近隣のタミル・ナードゥ州チェンナイの業者が実施し、神像の金メッキ銅板および聖所の扉枠を再メッキする工事だった。
しかし、裁判所の文書によれば、委員会が金メッキ装飾品を「銅板」としてのみ記録したことが明らかになった。捜査当局は、金メッキが実際に取り除かれ横領されたと見ている。
ケララ高等裁判所は、当該業者には金メッキ技術がなかった点を指摘し、「なぜこのような業者が選ばれたのか理解できない」と述べ、判断の不透明さを批判した。
VN・バサバンケーララ州寺院担当大臣は、「本件は明らかな窃盗である」とし、「責任者全員を法の裁きにかける」と述べた。ピナライ・ビジャヤン州首相も「誰も見逃さない」と述べた。













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