
フライト中に法定基準を大幅に超える量の酒を飲んだとして、米国の元客室乗務員に罰金刑が言い渡された。
10日付の『ニューヨーク・ポスト』や『ザ・サン』など海外メディアの報道によると、『ユナイテッド航空』の元客室乗務員マリット・レイク氏(56)は、サンフランシスコ発ロンドン行きの旅客機内で飲酒した容疑により、ロンドンのアックスブリッジ治安裁判所で裁判を受けた。
レイク氏は先月17日、約10時間のフライトを前に、機内にこっそり持ち込んだ数本の小瓶ウォッカを勤務中に飲酒したとして起訴された。
旅客機がロンドン・ヒースロー空港に着陸後、レイク氏は低血圧の症状を訴え、救急隊の応急処置を受けたのち病院に搬送された。血液検査の結果、血中アルコール濃度は客室乗務員の法定許容値の10倍を超えていたことが判明した。
レイク氏は法廷で、夜間フライト中に酩酊状態で勤務していた事実を認めた。 同氏の弁護人は「レイク氏はフライト前に、孤独感と深い悲しみに苛まれ、気持ちを落ち着かせるために飲酒をした」と主張した。
裁判所は、同氏が飲酒していたものの運航に支障はなかったと判断し、2,000ドル(約30万円)の罰金刑を言い渡した。 レイク氏は26年間勤務していた『ユナイテッド航空』を退職したと伝えられた。














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