
米フロリダ州で、SNSの再生回数を稼ぐ目的で学校での銃撃を示唆する脅迫動画を投稿した20歳の男が、保安当局により逮捕された。
米紙「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、フロリダ州サンタローザ・ビーチ在住のイーサン・ラドナー容疑者(20)が、先週末に動画投稿アプリ「TikTok」へ投稿した内容を受け、米連邦捜査局(FBI)の捜査対象となり、大量銃撃を予告した電子的脅迫の容疑で起訴されたと伝えられた。
ウォルトン郡保安官事務所は29日、FBIから、学校で銃撃を行うと脅迫する動画が配信されたとの通報を受けたと公表した。当該動画はライブ配信形式で投稿されていたが、通報を受けて速やかに削除されたという。
脅迫内容が実行に移されることはなかったが、フロリダ州法では、オンライン上での銃撃予告は重大な重罪に該当する。ウォルトン郡拘置所の記録によれば、ラドナー容疑者は単独の重罪容疑で先月30日に身柄を拘束された。
保安官事務所は声明で、容疑者が脅迫的な投稿を行った事実を認め、オンライン上で注目を集める目的であったと供述していることを明らかにした。
さらに、学校に対する暴力の脅しに冗談は存在しないと強調したうえで、たとえ冗談のつもりであっても、刑事処罰や学校からの懲戒処分、さらには生涯にわたって影響を及ぼす深刻な結果を招く可能性があると警告した。













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