
無免許でのオートバイ運転が摘発され、警察官を引きずったまま逃走した40代で不法滞在中の中国人に対し、実刑が言い渡された。
11日、済州(チェジュ)地方法院刑事第2部は、特別公務執行妨害致傷などの容疑で拘束起訴された中国人A被告(40代)に対し、懲役2年及び罰金20万ウォン(約2万円)を言い渡した。
A被告は7月25日、済州島済州市の道路で無免許でオートバイを運転した容疑をかけられている。また、逃走中に路上の車両に衝突し、損壊させた容疑でも起訴された。
当時A被告は、ナンバープレートのないオートバイを運転中、取り締まり中の警察に発見された。警察が停車を命じたが、被告はこれを無視して逃走した。警察官がオートバイにしがみついたが、A被告は走行を続け、警察官は引きずられて転倒した。さらに反対車線で取り締まり中の別の警察官の膝に衝突し、近くに駐車中の車両にも衝突した。
現場で逮捕されたA被告は、身元確認の結果、中国国籍の不法滞在者と判明した。
A被告のオートバイに衝突された警察官は、全治3週間の治療を要する怪我を負ったことも確認された。
裁判所は「警察の公務執行を妨害し、傷害を負わせた罪は重い」とした上で、「犯行を全て認め反省している点、被害者らと円満に和解した点などを考慮して量刑を決定した」と述べた。













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