
最近、韓国の一部飲食店で起きている「一人客拒否」を巡る論争が、海外メディアからも関心を集めている。
26日、香港の「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」の報道によると、韓国の飲食店における「一人客拒否」問題について報じた。SCMPはその上で、「中国では多くの飲食店が1人用セットを用意しており、むしろ一人客を歓迎している」と伝えている。
この論争は10日、SNSの「スレッズ(Threads)」に投稿された内容から始まった。投稿には「近所のジャージャー麺店に入ろうとしたが、看板を見て店に入るのを断念した」という言葉とともに、1枚の写真が添えられていた。投稿者は「開店して間もない午後1時に訪れたにもかかわらず、休憩時間(ブレイクタイム)として入店を断られた」と付け加えている。
写真の中の案内文には「孤独は売りません。一人で来ないでください」と書かれた吹き出しと、一人で食べる場合でも2人分の料金を支払うか、他の人と一緒に来店するようにという4つの規則が記されていた。当該の投稿は現在までに閲覧数36万回以上を記録し、話題となっている。投稿を見たネットユーザーからは「食べ物だけ売ればいいのに」「1人分を売って少しでも稼げばいい」「すぐに廃業するだろう」といった批判的な反応が寄せられた。
海外メディアは昨年、一人客を拒否して物議を醸した麗水(ヨス)の飲食店をはじめ、他の韓国の事例にも注目している。7月には麗水の飲食店で、一人で訪問したユーチューバーに対し「お嬢さん、一人で来るものではない」と食事を急かし、嫌味を言ったとして批判を浴びた。このユーチューバーは、すでに2人分を注文した状態だったという。
今年5月には、別の飲食店が「一人客のユーチューブ視聴禁止」という案内文を掲示し、議論となった。一方で、韓国の単身世帯は増加傾向にある。韓国政府の統計ポータルによると、単身世帯の割合は2019年に30%台を突破し、2024年には36.1%にまで達している。














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