
日本国内でクマの出没が相次ぎ、市民の不安が高まる中、最近、道路上にクマが座っているのを見たという通報が寄せられ、警察が出動する騒ぎがあった。しかし警察の調査の結果、通報されたクマは実物ではなく、クマの着ぐるみを彷彿とさせる衣装を着た女性であったことが分かり、一件はハプニングとして収束したことが判明した。
16日(現地時間)、「TBS NEWS DIG」や「山形新聞」などは、13日午前、山形県酒田市の道路で、車を運転していた男性が道路脇でクマを発見したとして警察に通報したと伝えている。
山形県は、近ごろクマの出没が相次いでいる地域として知られている。
しかし、この通報を受けて、近隣施設の関係者が「同じ場所で、ほぼ同じ時間帯にクマのような服装をした女性を見かけた」と警察に連絡した。
警察の調べによると、当時現場には、クマの耳のような形をしたフードが付いた黒色の全身毛皮風の衣装を着た女性が、道路に背を向けて喫煙していたということだ。
通報されたクマは、実際にはクマのように見える服装の女性であり、車内から目撃した運転者が本物のクマと勘違いしたものとみられている。
それでも山形県などは、「クマでない可能性があっても、少しでも疑わしい場合はすぐに通報してほしい」と呼びかけている。













コメント0