
ゴキブリを食すなど、いわゆる「奇食」を題材とした大食い動画を繰り返し投稿していた中国の女性インフルエンサーのSNSアカウントが停止されたことが明らかになった。
22日、香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」の報道によると、フォロワー約70万人を有する中国のインフルエンサー「チェンチェンチェン」氏のSNSアカウントが、最近、プラットフォーム側によって停止処分を受けたとのことである。
同紙は「過激な食習慣で注目を集めていたチェンチェンチェン氏のアカウントが停止されるに至った」とし、「動画を視聴した子供たちが奇食を模倣する事例が確認されたことが、主な背景にある」と報じている。
チェンチェンチェン氏は、乾燥させたゴキブリのほか、酢漬けのガムや、酢の器に入れたオメガ3カプセルなど、通常の食品とは言い難いものを摂取する動画を継続的に投稿し、登録者数を増やしてきた。こうした動画は、刺激性を前面に押し出した典型的な「過激な大食い」コンテンツとして分類されている。
これにより、未成年者に悪影響を及ぼす恐れがあるとの批判が相次いだが、同氏は意に介さず、関連動画の投稿を継続していた。その後、否定的な報道が相次ぎ、有害コンテンツとしての通報が急増したことにより、SNSプラットフォーム側が直接、アカウント停止の措置に踏み切ったとされる。
中国では、こうした極端な大食いコンテンツを巡る問題が繰り返し発生している。再生回数を稼ぐため、金魚を生きたまま食すなど、過激な内容の動画が後を絶たない実態がある。昨年10月には、10時間以上にわたって大食いを続けていた20代の女性が生配信中に死亡する事案も発生したと伝えられている。













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