
アメリカのカリフォルニア(California)州にある住宅において、体重約250キログラムに達するクマが床下に居座り、家主と共にクリスマスを迎えざるを得ない事態となっている。
19日(現地時間)、米紙「ニューヨーク・ポスト」は、カリフォルニア州アルタデナ(Altadena)在住のケン・ジョンソン氏が、30日以降、自宅の床下にクマが滞在し続けていることを明らかにしたと報じている。クマが床下へ侵入した詳細な経緯については、現在のところ判明していないということである。
ジョンソン氏はクマを追い払うために、独自の対策を講じている。「犬の鳴き声を録音したCDプレーヤー3台を使用し、鳴き声と唸り声を交互に再生している。クマは犬を嫌うはずである」と同氏は説明した。
カリフォルニア野生動物局も、クマを住宅から退去させるために24時間体制で対応に当たっている。当局は誘引剤を用いてイワシなどを入れた罠を設置したが、ターゲットとは別のクマが捕獲される結果となった。
一連の報道を受け、ジョンソン氏の自宅周辺には取材陣やヘリコプターが集結しており、それによってクマの警戒心が強まっているとされる。クマは毎朝午前5時ごろから活動を開始し、住宅下の構造部分に損傷を与えていると伝えられている。ジョンソン氏は、自身のベッドの真下にクマがいるのではないかという不安を吐露した。
同氏は「クマの影響で年末の予定が台無しになり、今年はクリスマスの飾り付けをする気力も起きない」と言及している。さらに「私へのクリスマスプレゼントは、クマが家を去ることである。いくら愛嬌があっても、もう限界である。それが実現してこそ、本当のクリスマスの奇跡と言える」と語った。













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