
世界的なスーパーモデルであるアノック・ヤイ氏(28)が、先天的な奇形に伴う疾患でロボット手術を受けたと告白したことが明らかになった。彼女は、1年間伏せてきた闘病の事実を公開し、心臓に過負荷をかけ、肺を徐々に破壊する疾患と必死に戦ってきたことを明かした。
「ピープル(People)」誌など海外メディアが21日に報じた内容によると、ヤイ氏は19日、自身のインスタグラム(Instagram)に病院のベッドで撮影した写真と動画を公開し、自身の健康状態を公表した。ヤイ氏は「1年間、この静かな戦いを続けてきた」とし、「偶然にも先天的な欠陥があることを知ったが、この疾患が心臓に過負荷をかけ、肺をゆっくりと破壊していた」と明かしている。
公開された写真と動画には、NYUラングーン・ヘルス(NYU Langone Health)で手術を受けた後、本を読み、酸素マスクを着用して療養中の彼女の姿が収められていた。ヤイ氏は「今まで生きてきた中では自覚症状がなかったが、長引く咳に変わり、やがて胸の痛みにつながった」とし、「それから血を吐き始め、時には呼吸することさえ困難であった」と当時の緊迫した状況を説明した。彼女は「仕事をしながら適切な医師と適切な時期を探そうとしたが、『適切な時期』は決して来ないことをすぐに悟った」とし、「私の健康状態は悪化の一途をたどっていた」と語っている。
ヤイ氏は正確な診断名を公開していないが、ロボット肺手術を受けたことが知られている。この手術は、ロボット機器を利用して胸に小さな穴を開けて行うことで、傷跡と痛みを軽減する最新の医療技術である。彼女は「常に努力すれば何でも克服できると信じていた」とし、「しかし人生は私を立ち止まらせ、振り返らせるものである」と心情を語った。
ヤイ氏はわずか数週間前の1日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「英国ファッション・アワード2025」において、今年のモデル賞を受賞したばかりである。ヤイ氏は当時「今年のモデルに選ばれたことは大きな名誉である」とし、「エジプト(Egypt)から南スーダン(South Sudan)を経てアメリカに至る私の旅は、回復力とコミュニティの力を示している」と感想を述べていた。
彼女は、完璧な体型と滑らかな肌から「人間バービー」とも称される。2018年にアメリカのハワード大学の祭りで写真家に偶然発見されてモデルデビューを果たし、スーパーモデルのナオミ・キャンベル氏に続いて歴代2番目にプラダ(PRADA)のショーでオープニングを務めた黒人モデルとなり、「第2のナオミ・キャンベル」という異名を得ている。













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