
飛行中の米旅客機内で、乗客の携帯電話に接続されていたモバイルバッテリーが爆発し、機体が緊急着陸する事故が発生した。
23日(現地時間)、米誌「ピープル(People)」などの海外メディアによると、22日に米カンザス州を出発しワシントン州へ向かっていたアラスカ航空2117便の機内で火災が発生した。女性客がモバイルバッテリーでスマートフォンを充電中、突然爆発が起きたという。
女性の隣に座っていた目撃者は地元メディアに対し、「携帯電話は膝の上に置いてあっただけで、触れてもいなかったのに突然爆発した」と証言。さらに「炎が約30cmの高さまで立ち上り、女性が火傷を負う前に機体中央の通路へ投げ飛ばした。別の乗客がその上にタオルをかけ、私は靴で火を消し止めた」と当時の緊迫した状況を語った。
別の乗客は「離陸から約15分後に出火した」とし、「客室乗務員が消火器で直ちに鎮火したが、機内には煙が立ち込め、非常に息苦しかった」と話している。
空港当局の報道官は声明で、「乗客のモバイルバッテリーが飛行中に発火した」と事実関係を認め、「機体は最寄りの空港へ緊急着陸し、負傷した乗客1人が病院に搬送された」と明らかにした。
米連邦航空局(FAA)の統計によると、2025年に機内で発生したリチウム電池関連の火災・発煙・過熱事故は計95件に上り、前年の89件から増加傾向にある。2026年に入っても、2月15日時点で既に5件の事故が報告されている。FAAは、リチウムイオン電池が損傷や過熱、過充電、あるいは製造上の欠陥によって「熱暴走(サーマル・ランナウェイ)」を起こす危険性があるとして、利用者に強い注意を呼びかけている。













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