
米メジャーリーグ(MLB)サンディエゴ・パドレスの守護神ロベルト・スアレス投手の出場停止処分が短縮された。
MLB.comやESPNなど複数の現地メディアは26日(日本時間)、MLB事務局がスアレスに科した3試合の出場停止処分を2試合に減らしたと報じた。スアレス自身もこの決定を受け入れる姿勢を示したという。
スアレスは同日のワシントン・ナショナルズ戦から28日のシンシナティ・レッズ戦まで欠場する。なお、27日はパドレスの試合がないため、実質的な影響は限定的ともいえる。
スアレスは20日のドジャース戦で、大谷翔平の肩付近に高速のボールをぶつけて騒動となった。球場は一時騒然となったが、大谷が冷静にチームメートを落ち着かせ、大事には至らなかった。
しかし、審判はスアレスの投球を「故意」と判断し、即座に退場処分を下した。さらにMLB事務局が追って3試合の出場停止を決定していた。
これに対し、スアレスは「わざとではない。あの場面で故意にぶつける理由などどこにもない」と猛抗議。「退場を受け入れたのは、審判の決定を尊重しただけだ」と主張した。
結局、MLB事務局はスアレス側の主張を一部認め、処分を1試合軽減した。
なお、この騒動に巻き込まれた形のドジャースのデーブ・ロバーツ監督と、パドレスのマイク・シルト監督にもそれぞれ1試合の出場停止が科されている。
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