
クリスティアーノ・ロナウド氏(アル・ナスル)が、去る7月に28歳という若さで亡くなったポルトガル代表チームの同僚、ディオゴ・ジョタ氏の葬儀に出席しなかった理由を、4ヶ月ぶりに明らかにした。当時、ロナウド氏はSNSを通じて追悼の意を表したものの、葬儀には姿を見せず、サッカーファンから非難を浴びていた。
ロナウド氏は6日(現地時間)にYouTubeのトークチャンネル『ピアーズ・モーガン・アンセンサード』に出演し、「私が(ジョタ氏の)葬儀に出席しなかったのは、ジョタ氏と彼の家族のためであった。人々は批判し続けるかもしれないが、私は自分の決断に満足している」と語った。
同氏は「父が亡くなって以来、私は父の墓にはもう行っていない」とし、「私がどこかへ行くと、そこはたちまち『サーカス場』のようになってしまう。注目が全て私に集まる。ジョタ氏の葬儀でそのような注目を集めたくなかった」と説明した。
つまり、自身の存在が厳粛な葬儀の雰囲気を乱すことを懸念し、出席を控えた理由であるとしている。
ジョタ氏は去る7月3日、スペイン・サモラ州の高速道路で弟と共に車で移動中に交通事故に遭い、命を落とした。1996年生まれのジョタ氏は、スペイン・ラ・リーガの『アトレティコ・マドリード』やイングランド・プレミアリーグ(PL)の『ウルヴァーハンプトン』を経て、2020年から『リバプール』で活躍していた。
ロナウド氏とジョタ氏はポルトガル代表チームの中心選手として共にプレーし、2024-25シーズンの欧州サッカー連盟(UEFA)ネーションズリーグで優勝を果たした。そして、この大会の決勝戦が、ジョタ氏の生前最後の試合になった。
ロナウド氏はジョタ氏の訃報を受け、自身のSNSにジョタ氏の写真と共に「信じられない。ついこの間まで代表チームで一緒にプレーしていたのに」と哀悼の意を示した。
しかしその後、葬儀に出席しなかったことが明らかになると、激しい批判が巻き起こった。特にポルトガルサッカー代表チームのキャプテンであるロナウド氏は、長年共に戦った同僚の葬儀に姿を見せなかったことに、多くのファンが失望の声を上げた。
当時、ポルトガルのメディアは、ロナウド氏が2005年に父親を亡くした際、過剰な報道と群衆に囲まれて悲しむことすらできなかった経験からトラウマを抱え、葬儀への出席を避けた可能性があると報じている。
批判が相次ぐ中、ロナウド氏の姉であるリリアーナ・カティア・アヴェイロ氏はSNSを通じて、父の葬儀の際に群衆に囲まれて兄が受けたトラウマを明かし、心ない批判を続けるネットユーザーに苦言を呈した。
一方、ロナウド氏は「ジョタ氏の訃報を初めて聞いた時、信じられなかった。本当にたくさん泣いた」とし、「今でも代表チームのユニフォームを着るたびに、あの時の衝撃が蘇る」と心境を明かした。
そして最後に「葬儀に参列しなかったことで多くの人に批判されたが、気にしていない。自分の良心が清く自由であるなら、他人が何を言おうと気にする必要はない」と付け加えた。














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