

韓国で、ある客が自分の食べていたトンカツにわざと髪の毛を入れて返金を求めたという事件が明らかになり、世間の怒りを買っている。
11日、韓国のJTBC『事件班長』では、ソウル・江西区(カンソ区)で洋食店を経営しているA氏のエピソードが紹介された。
A氏によると、その日、帽子を深くかぶったある客が来店し、1万2,000ウォン(約1,250円)のトンカツを注文したという。当客は食事を続け、トンカツが2切れほど残った時点から突然周囲をきょろきょろと見回し始めた。そして、テーブルの下に手を伸ばして何かを手にしてはトンカツの上に置いた後、箸でそれをかき混ぜた。
その後、皿を持ってカウンターに向かった客は、店員に「髪の毛が入っていたので返金してほしい」と抗議した。
店員はこの状況をA氏に報告し、A氏はそのまま返金を指示したという。
しかし、店員が「客の行動が少し怪しかった」とし、それを聞いたA氏は店内の防犯カメラを確認することにした。
すると、防犯カメラの映像には、客がわざと髪の毛のようなものをトンカツの上に置く一部始終がはっきりと映っていたのだ。
犯行を確認したA氏はすぐに警察に通報し、警察は当客を検察に送致する予定だと伝えた。
それでもA氏は「たいした金額でもないのに、わざわざ大ごとにしてしまったのではないかと悩んでいる。地元で商売をしているので、この客が後でレビューなどで報復してくるのではないかと心配だ」と懸念を示した。