4年生の80%が内定獲得も
志望先目指し応募を続ける学生たち
企業は離脱防止へ就活終了を迫る

大学4年生の80%がすでに就職内定を得たと日本経済新聞が2日に報じた。まだ卒業(来年3月)まで9ヶ月も残っているが、ほとんどの学生の入社先が決まったということだ。
人材不足が深刻化する中、新卒者をいち早く確保するための「早期採用」が広がっている。政府が企業の過度な早期採用を抑制するため、3月から広報、6月から面接、10月から内定という日程ガイドラインを設けたが、現場では形骸化している。多くの学生が大学3年生で内定を得ており、最近では2年生、さらには1年生も内定を得ているという話も出ている。
企業は毎年大学生の獲得競争を繰り広げる。人材を内定した後、様々な短期インターンシップや合宿プログラムを提供することもある。帰属意識を醸成する目的だが、会社業務を事前に学ばせ、学生の斬新なアイデアを得ようとする狙いも隠れている。
就職率98%の大学生は韓国の大学生のように「スペック積み」をしない。早期就職活動でスペックを積む時間もなく、企業側も要求しない。企業は学歴やコミュニケーション能力、人格など「潜在能力」を重視して選考し、会社の望む人材に育成していく。
だが大学生も悩みは尽きない。就職できないという不安は少ないものの、希望する企業に入社するために早期就活に臨まなければならないというプレッシャーは相当なものだ。特に自身の適性を十分に見極められないまま入社が決まるケースも多い。
内定後にうつ状態に陥る「内定ブルー」現象も見られる。自身の選択への不安や社会人になることへの重圧が押し寄せる現象だ。より良い待遇や適性を求めて3~4社に内定した状態で就職活動を続ける学生も多い。
企業は内定者の離脱を防ぐため様々な手段を講じている。人事担当者が内定者に頻繁に連絡を取り、内定者同士の交流会を企画したり、保護者を招いて会社説明会を開いたりするなど「内定者フォロー」活動を展開する。一部では「就職活動終了誓約書を書け」「内定を受けたいなら他の面接はキャンセルしろ」といった圧力もかけられる。「就活終われ」と迫る「オワハラ(終わハラ)」だ。
オワハラは企業イメージを損なう。そのため最近の企業は、沖縄のリゾート地での内定式や経営陣との高級ホテルでの会食、海外視察、ノートパソコンの支給など、内定者のつなぎ止めに向けた様々な優遇策を講じているという。













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