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2025年05月23日金曜日
ホームニュース石破首相が米価「3,000円台でなければならない」と異例の値下げ宣言、実現できなければ「責任を取る」と明言

石破首相が米価「3,000円台でなければならない」と異例の値下げ宣言、実現できなければ「責任を取る」と明言

引用:NIKKEI ASIA

国内米価が1年で2倍に高騰し、国民の不満が高まる中、石破茂首相が異例の価格引き下げ意向を表明した。

22日、読売新聞は、石破首相が前日の国会で行われた与野党党首討論で「米は(5kg基準)3,000円台でなければならない」と述べ、実現しなければ「責任を取るべきだ」と語ったと伝えた。

石破首相が言及した3,000円台に米価を引き下げるには、農林水産省の最新調査結果より少なくとも6.3%程度の値下げが必要となる。農林水産省が5日から11日に実施した調査では、全国のスーパーにおける5kg入り米の平均価格は1年前の2倍の4,268円であった。

石破首相は、米政策の方向性を増産に転換すべきだとする野党議員の主張にも「同意する」と応じた。

政府は、米の生産量増加を抑制する政策を進めており、現在も米農家が麦や大豆、飼料用米に作付けを転換すると補助金を支給している。

石破首相は小泉進次郎新農林水産相に対し、政府備蓄米の放出方法として随意契約も検討するよう指示した。

政府は3月から政府備蓄米を競争入札方式で放出している。しかし、全国農業協同組合連合会(JA)がほとんどを落札した後、実際の小売段階にはほとんど供給されておらず、問題となっている。

備蓄米の放出が競争入札から随意契約方式に変更されれば、政府が希望する業者を選定し、比較的低価格で米を供給できるようになると期待されている。

これに関連して、小泉農相は前日の就任記者会見で「需要があれば無制限に放出する」と述べ、「今月末に予定されている第4回備蓄米入札は一旦中止した」と明かした。

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