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【日本人男性に多発】飲酒で「顔が赤くなる人」、ビールたった一口でも「がんリスク急上昇」

有馬侑之介 アクセス  

日・慶應大学などによる食道がん発症リスクの研究

「酒に弱い人は、毎日少量でも危険」

引用:アイクリックアート
引用:アイクリックアート

毎日500ml缶ビールを2本飲むと、加齢と同じレベルで食道がんリスクが高まるという研究結果が明らかになった。

アルコールに弱く、少量の飲酒でも顔が赤くなる人の場合、毎日ビールを数口飲むだけでも同様のリスクがあると、研究チームは指摘している。食道がんは主に60代以上の高齢男性に発症する病気だ。

時事通信や読売新聞オンラインによると、慶應義塾大学や京都大学などの研究チームは、口内の粘膜を採取し遺伝子を解析することで、食道がんの発症リスクを精密に予測する手法を開発したと先月発表した。

あわせて、40〜94歳の男女222人を対象に食道がんの発症リスクを診断し、その結果も公表した。被験者は食道がん患者および非患者で構成され、飲酒量や喫煙歴はそれぞれ異なっていた。

研究チームは「日本では毎年約1万人が食道がんで亡くなっている」とし、加齢や飲酒、喫煙などによって遺伝子変異を起こした細胞が蓄積され、発症リスクが高まると説明している。

国立がん研究センターによると、食道がんは食道の粘膜・粘膜下層・筋層などで発生し、喫煙や飲酒と密接な関係がある。加齢に伴い発症リスクは高まり、2020年時点で全体の37.5%が60代、27.6%が70代と、高齢者に集中している。

引用:アイクリックアート
引用:アイクリックアート

年齢を重ねるほど食道がんリスク↑

飲酒しても同様

研究者たちは、対象者222人の口内粘膜を採取し、遺伝子変異を調査する方法で、年齢と飲酒量が食道がん発症リスクに与える影響を分析した。

研究結果によれば、アルコールに弱くない人が毎日ビールを1L飲む場合、1歳年を取るのと同程度に食道がん発症リスクが増加することが判明した。

アルコールに弱い人の場合、毎日ビールを60ml飲むだけで同じ発症リスクにさらされると研究者たちは説明した。60mlは成人男性が水を2~3口飲む量に近い。

研究者たちは、アルコール分解能力が低く、350mlの缶ビール1本で顔が赤くなる人が該当すると補足した。こうした人は飲酒量が多いほど遺伝子変異が増加することも示された。

研究に参加した京都大学の柿内信之教授は読売新聞に、「酒に弱い人が毎日ビールを600ml飲むのは、10歳年を取るのと同じリスクである」と述べ、無理な飲酒は控えるよう助言した。ビール600mlは、いわゆる『ソメクグラス』でいわゆる2~3杯分に相当する。

我が国では、2020年1年間に食道がんが2,748件発症し、全体のがん発症件数の1.1%を占めた。男女比は8.3対1で男性に圧倒的に多く、食道がんの中で扁平上皮細胞がんが91.4%を占めた。

他のがん種に比べ発症件数は少ないが、高齢男性に集中するため、高齢層に入る前から食生活の改善などに努める必要がある。

食道がんは、継続的な喫煙と飲酒、食生活、長期にわたる胃・食道逆流などと関連している。予防のためは、酒とタバコを控え、バランスの取れた食生活を心がけ、焦げた食品や加工ハム、ソーセージなど硝酸塩を多く含む食品を避けることが望ましい。

胃・食道逆流疾患を抱えている場合は、治療を受けるとともに定期検査により食道がんを早期発見する必要がある。喫煙や飲酒を楽しむ55歳以上の年齢層は、年に1回以上内視鏡検査を受けることが推奨される。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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