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2025年06月15日日曜日
ホームニュース「単なる遊びじゃない」戦場目前クラブで号泣する兵士たち…ダンサーが受け止める戦争の重み

「単なる遊びじゃない」戦場目前クラブで号泣する兵士たち…ダンサーが受け止める戦争の重み

引用:Newsis
引用:ニューシス

ウクライナのハルキウ中心部にあるストリップ・クラブに兵士たちが殺到しているという報道が出た。この場所はロシア軍と20km離れた前線地域だ。

13日(日本時間)、AFP通信によると、ハルキウにある「フラッシュダンサーズ(Flash Dancers)」というクラブは、2022年のロシア侵攻以降、兵士が主な客となっているという。このクラブを経営する女性(25)は「単なる娯楽ではなく、戦場での経験を語りたがる兵士が多い」と説明した。

クラブで働くダンサーたちは、ショーだけでなく兵士たちとの会話を通じて戦後の感情を受け止めている。あるダンサー(20)は「酒が入ると感情が高ぶり、泣いたり戦闘映像を見せたりする兵士もいる」と語った。中には戦友の負傷や死亡シーンが映った動画を一緒に見せようとする者もいる。別のダンサー(21)は獣医学を学んでいたと言い、「映像を見ると救助の可能性や負傷の程度を分析してしまう」と話した。

ダンサーたちは公演前にラメを体に振りかけ、20cm高のプラットフォームシューズを履く。これは既婚男性との身体的接触を避けるための工夫だとクラブ側は説明している。クラブでは売春を禁止しており、ほとんどの兵士もこれを尊重しているという。一部の兵士とは個人的な交流が続くこともある。葉書をやり取りしたり、家族との連絡を保ったり、配偶者と共にクラブを再訪したりするケースもある。

このクラブも戦争の被害を免れなかった。2022年のロシアの空爆であるダンサーと元従業員の夫が亡くなり、当時妊娠中だった彼女の胎児だけが生き残ったという。最近も常連の兵士2名が戦死したと伝えられている。

クラブは夜10時に閉店するが、空襲警報が鳴ると避難後に帰宅しなければならない状況も頻繁に起こる。深夜のドローン攻撃の後でも、ダンサーたちは再び舞台に立つ。経営者の女性は「ショーは止まらない。私たちは舞台での役割を果たさなければならない」と語った。

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