グーグルは、蚊が媒介する感染症の拡散を防ぐため、今後2年間にわたりアメリカのフロリダとカリフォルニアに最大3,200万匹の不妊化した蚊を放つ計画を推進している。

最近のニューヨーク・ポストやWBNSなどアメリカメディアによると、グーグルは数千万匹規模の不妊化した蚊の放出プロジェクトに関連し、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)に承認を求めた。
今回のプロジェクトは、グーグルが約10年前から進めている蚊の駆除研究プログラム「デバッグ(Debug)」の一環である。病気を媒介する蚊の個体数を減らし、感染症の拡大を抑制することが目的だ。
核心となるのは、オスの蚊に自然に存在する細菌「ボルバキア(Wolbachia)」を感染させ、繁殖能力をなくすことである。こうして処理されたオスの蚊が野生のメスの蚊と交尾すると、卵が孵化せず、結果として蚊の個体数を減らす効果が期待できる。専門家は、人を刺すのはメスの蚊だけであるため、人を刺す蚊の数が増える心配はないと説明している。
研究チームは、今回の放出計画がウエストナイルウイルスとセントルイス脳炎を媒介することで知られるイエカ属(Culex)の蚊を対象としていると明らかにした。アメリカ国疾病予防管理センター(CDC)によると、ウエストナイルウイルスはアメリカで最も一般的な蚊媒介感染症だ。

フロリダキーズ蚊防除地区の広報担当官であるチャド・ハフ氏は、地元メディアとのインタビューで、「ボルバキア菌は蚊だけに影響を与え、人に感染したり害を及ぼしたりすることはない」と説明した。続けて、「ボルバキア菌に感染したオスの蚊がメスと交尾すると繁殖できなくなり、全体の個体数を減少させる効果が期待できる」と付け加えた。
またハフ氏は、一部の地域で実施した試験運用でも良好な結果が確認されたと明らかにした。「去年の夏、一部の地域を対象に試験運用を行った結果、非常に有望な結果が得られた」とし、「一部の区域では、蚊の個体数の減少がはっきりと観察された」と述べた。
ただし、住民の反応は分かれている。一部の住民は「効果が証明されるなら賛成だ」「蚊の個体数を減らすことが重要だ」と前向きな姿勢を見せた一方、別の住民からは「家の近くにこのような蚊が放たれるのは不安だ」「予想外の問題が発生するかもしれない」と懸念の声が上がった。
EPAは現在、連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)に基づき、グーグルが提出した実験的使用許可の申請書を検討中である。同機関は、今月5日(現地時間)までに一般からの意見を募集した上で、承認の可否を決定する予定だ。
EPAは、計画が承認された場合、初年度にフロリダで最大1,600万匹、2年目にはカリフォルニアで最大1,600万匹の不妊化した蚊がそれぞれ放出される予定だと明らかにした。













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