大谷翔平、2回目の先発登板で投打で大活躍…「リラックスして投げられた」
24日(日本時間)、ロサンゼルス・ドジャースの「二刀流」スター大谷翔平(31)が復帰後2度目の先発で投打両方に躍動した。
ドジャースタジアムで行われたワシントン・ナショナルズ戦で大谷は先発投手として1回を2奪三振無失点に抑え、打席では4打数2安打(1本塁打)1四球5打点3得点を記録し、スタンドを沸かせた。
最速159キロの速球でわずか18球を投じた大谷は、1死後に遊撃の失策で走者を許しても動揺せず、続く2打者を連続空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

打者としても輝き、逆転勝利を演出した
マウンドを降りた大谷はバットでも主役となった。7回裏の満塁で放った三塁打が試合の流れを変え、8回裏には左中間へ2ランを運び、ドジャースの13―7逆転勝利を導いた。
2023年9月に右肘内側側副靱帯を手術した大谷は、17日のサンディエゴ戦で1回28球2安打1失点を記録して投手復帰を果たし、今回の登板でさらに前進した。

段階的復帰計画…投球の質に集中して前進
大谷は「前回よりリラックスして投げられた。今日は予定どおり1イニングにとどめたが、今後は投球回を徐々に増やしたい」と語り、質を高めながら段階的に先発復帰を目指す考えを示した。
計画より早い復帰については「きょう投げたので体調を確認し、課題を一つずつ克服すれば以前以上の姿を示せる自信がある」と強調した。
メジャー通算38勝19敗の右腕は「投球イニングや球数を一気に増やすより質を磨きながら進む方が重要だ」と述べ、「次は5イニング以上を投げることを目指す」と完全復活へのロードマップを描いた。
最後に大谷は「嬉しい。まだ1イニングだけだが、徐々にイニングを増やし、5イニング以上投げられるよう着実に進んでいく」と述べ、投打二刀流選手としての完全復帰への期待感を示した。
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