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2025年06月27日金曜日
ホームニュース「私と最も調和して働けた男だ!」トランプ氏、他国首相に“汚職裁判の恩赦”要求…司法介入に国際社会が猛反発

「私と最も調和して働けた男だ!」トランプ氏、他国首相に“汚職裁判の恩赦”要求…司法介入に国際社会が猛反発

引用:CNN
引用:CNN

ドナルド・トランプ米大統領が、イラン核施設への共同攻撃で緊密に連携したベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相の汚職裁判について「直ちに取り下げるべきだ」と発言し、波紋を呼んでいる。他国の司法に対して世界の指導者が公然と干渉することは異例であり、不適切との批判も出ている。

25日(現地時間)、トランプ大統領は自身のSNS「トゥルースソーシャル」に「ネタニヤフの裁判は即時に取り下げられるべきだ。自国のために尽くした偉大な英雄には恩赦が与えられるべきだ」と投稿。「おそらく私が知る限り、ネタニヤフ以上に私と調和して働ける人物はいなかった」とまで賞賛し、「イスラエルを救ったのはアメリカだ。次はアメリカがネタニヤフを救う番だ」と述べた。

さらに「イスラエルでは、ネタニヤフに対する馬鹿げた魔女狩りが続いている」として、現在進行中の訴追を痛烈に批判した。

ネタニヤフ首相は2019年11月、税制優遇を求めた外国企業家たちからシャンパンや宝石など計20万ドル(約2,897万1,903円)相当の贈答品を受け取ったとして収賄罪などで起訴され、現在も裁判が継続中。また、カタールから合計6,500万ドル(約94億1,846万円)にのぼる裏金を受け取ったとの疑惑も取り沙汰されている。

トランプ大統領は大統領1期目からネタニヤフとの蜜月関係を築き、イスラエルに対して強力な支持を示してきた。今回の発言は、ネタニヤフの政治的危機に直面する中でアメリカ側から差し伸べられた異例の「政治的支援」とも受け止められている。

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