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2025年07月03日木曜日
ホームニュース「麻薬王の地」で再び惨劇…メキシコ・シナロア州で20体の遺体発見、橋の上には切断された頭部も

「麻薬王の地」で再び惨劇…メキシコ・シナロア州で20体の遺体発見、橋の上には切断された頭部も

引用:X@michangoonga
引用:X@michangoonga

メキシコで麻薬カルテルの抗争が続く中、西部のシナロア州で20体の遺体が発見され、波紋が広がっている。

現地時間30日、メキシコの有力紙『レフォルマ』などの報道によると、遺体はシナロア州の州都クリアカン近郊を走る15号高速道路沿いで見つかった。

そのうち4体は頭部が切断された状態で橋の上に吊るされており、残りの16体は付近に放置されていた貨物トラックの中から発見されたという。

地元当局は、カルテル同士の激しい武力衝突によって発生した犠牲者である可能性が高いとみて調査を進めている。クリアカンは、かつて「麻薬王」の異名をとったホアキン・グスマンが率いていたシナロア・カルテルの主要拠点として知られており、長年にわたり暴力事件が相次いでいる。

当局によれば、最近になってシナロア・カルテルの幹部クラスが相次いで逮捕された影響で、組織内の分裂が進み、他の麻薬組織との間で主導権争いが激化しているとみられる。

昨年も同じ15号国道沿いで、手を縛られた5体の遺体が、つばの広い帽子をかぶった状態で遺棄されているのが発見されるなど、同地域ではカルテル間の暴力が深刻な治安問題となっている。

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