25.6 C
Tokyo
2025年07月04日金曜日
ホームニュース【終わらぬ圧力】トランプ「パウエルは噓をついた」と攻撃、金利引き下げと早期退任を再要求

【終わらぬ圧力】トランプ「パウエルは噓をついた」と攻撃、金利引き下げと早期退任を再要求

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ドナルド・トランプ米大統領は2日(現地時間)、自身の基準金利引き下げ要求に応じないジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対し、再び辞任を迫った。

トランプ大統領は同日、自身のSNS「トゥルースソーシャル」で「遅すぎる(Too Late)パウエルは即刻辞任すべきだ」と述べた。

さらに、トランプ大統領は、ビル・プルテ連邦住宅金融庁(FHFA)長官が議会に、パウエル議長に関する調査を要請したという記事のリンクを共有した。この記事は、パウエル議長が先月26日の銀行・住宅・都市問題委員会における半期通貨政策報告公聴会での証言で虚偽の発言をしたとの疑惑を提起している。

この記事を共有した意図は、パウエル議長の辞任を迫るためとみられる。今年4月にも「パウエルの任期は早期に終了すべきだ」、「私が彼の辞任を望めば、彼はすぐに辞めるだろう」と発言している。

しかし、当時は金融市場に動揺が広がったため、解任に関する発言を撤回した。トランプ氏は再選後も、自身の金利引き下げ要求に応じないパウエル議長を継続的に批判してきた。

先月30日には、パウエル議長に対し「基準金利を大幅に引き下げるべきだ」と述べ、「数千億ドルを(高金利による国債返済コストの増加で)失っている。(米国には)インフレもない」と主張した。

こうした圧力にもかかわらず、パウエル氏は通貨政策の決定は政治的考慮なしに原則に従って行うとの姿勢を崩していない。特に通貨政策に関しては、関税政策が経済に与える影響がより明確になるまで様子を見る必要があるとの立場を堅持している。FRBはトランプ政権の第2期発足以降、金利を4回連続で据え置いている。パウエル議長の任期は来年5月までだ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください