
アマゾン創業者ジェフ・ベゾスと元テレビ記者ローレン・サンチェスが、イタリア・ベネチアで挙式を挙げた。費用はなんと75億円規模とも報じられ、招待客はハリウッドスターからIT業界の重鎮まで、まさにセレブが勢ぞろい。しかし、そんな超豪華ウェディングでひときわ注目を集めたのが、意外にも「招待状」だった。
SNSで話題となったのは、挙式の規模に似つかわしくない「手作り感満載」のデザイン。白地にピンクとブルーの蝶や鳥、星などがちりばめられたレイアウトは、まるで子どもが絵を描いたような印象すら与える。『CNN』は「古風なイタリック体と、無造作な装飾が並ぶ招待状には、職人の美意識は感じられない」と手厳しい評価を下した。
ネット上の反応はさらに辛辣だった。「センスと品格は金で買えない」「マイクロソフト・ペイントで作ったのでは?」「11歳の子が作った招待状みたい」といった声が、X(旧Twitter)を中心に相次いだ。洗練されたイメージを期待した人々にとっては、思わぬギャップだったようだ。
もっとも、CNNはこの招待状を擁護するように「ベゾスは実利重視のスタイルで知られ、スピードや効率を優先する性格がデザインにも表れているのかもしれない」と分析。Tシャツにジーンズ、スニーカー姿で公の場に現れることも多いベゾスにとって、「飾らない招待状」はある意味らしさの表れとも言える。
なお、今回の式典にはビル・ゲイツやオプラ・ウィンフリー、レオナルド・ディカプリオ、キム・カーダシアンなど錚々たる著名人が列席。華やかな場に届いた「素朴すぎる一枚」は、思わぬ形で世界中の注目を集める結果となった。
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