
アメリカ・テキサス州の洪水による死者数が少なくとも95人に達し、100人に迫っていると、CNNなど米メディアが7日に報じた。
Newsisの報道によると、死者はドナルド・トランプ大統領が災害地域に指定したカー郡だけでなく、バーネット郡など広範囲にわたる地域で発生している。行方不明者も多数おり、人的被害はさらに増加する見通しだ。
バーネット郡では死者数が3人から4人に増加したと保安官事務所のアレン・トレビーノ首席報道官が、CNNに送ったメールで明らかにした。トレビーノ報道官は、2人がまだ行方不明だと述べた。
ケンダール郡では、7日時点で6人の死亡が確認されたと報告された。
確認された郡別の死者数は、カー郡75人、トラビス郡7人、ケンダル郡6人、バーネット郡4人、ウィリアムソン郡2人、トム・グリーン郡1人などとなっている。
カー郡にある「キャンプ・ミスティック」の夏季キャンプに参加していた女児27人が死亡し、キャンプ参加者10人とカウンセラー1人がまだ行方不明となっている。
ダラス地域の被災家族は7日夜、ジョージ・W・ブッシュ大統領センターに集まる予定だとCNNは伝えた。
大規模な洪水被害が発生したテキサス中部では、8日午後遅くに一時的な雨や雷雨が予想されていたが、洪水の危険性が大幅に高まる可能性は低いと気象当局は発表した。水曜日以降は晴れて乾いた天候が続く見込みだ。
テキサス州ヒューストンを本拠地とする野球チーム、ヒューストン・アストロズは7日、テキサス中部を襲った洪水による救援活動に100万ドル(約1億4,600万円)を寄付すると発表した。
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