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2025年07月16日水曜日
ホームトレンドトカラ列島で揺れ止まず、群発地震2,000回突破...気象庁「強い地震、いつ起きてもおかしくない」 住民65人の非難生活続く

トカラ列島で揺れ止まず、群発地震2,000回突破…気象庁「強い地震、いつ起きてもおかしくない」 住民65人の非難生活続く

引用:鹿児島観光サイト

鹿児島県のトカラ列島で3週間以上続いている地震が、7月14日までの累計で2,000回を超えたという。気象庁は今後も「震度6弱」程度の強い地震が発生する可能性があるとして、警戒を呼びかけている。震度6弱では、ガラス窓が割れたり、本棚が倒れたりするおそれがあるという。

NHKや共同通信によると、トカラ列島では12日に30回、13日には70回の震度1以上の地震を観測したとのこと。14日午前8時32分頃にはマグニチュード4.2の地震が発生するなど、午後2時までにおよそ20回の地震が確認されている。6月21日以降の累計発生回数は2,014回に達している。

特にトカラ列島の悪石島では、3日に発生した地震で震度6弱の揺れが観測され、6日には震度5強の地震も2回発生した。

トカラ列島では、2021年12月と2023年9月にもそれぞれ300回以上の群発地震が発生したが、今回のように数千回にのぼるのは初めてとのこと。

気象庁は「震度6弱規模の地震が再び起きる可能性がある」と警告している。ただし、大地震説については、「トカラ列島の地震とは関連性がなく、現代の科学では地震の予知は不可能」との見解を示している。

一方、韓国や香港などアジアの一部地域では、漫画家・たつき諒による予知夢漫画『私が見た未来・完全版』をもとに、「今年7月に日本で津波を伴う大地震が起きる」といった噂が広がっていた。

今回の異例な地震の継続により、一部の島では避難生活の長期化も続いている。地元自治体は「震度4以上の地震が5日間観測されなければ、避難住民に帰島の意向を確認する」としている。現在、悪石島や小宝島などで65人の住民が避難を続けているという。

こうしたなか、坂井学防災担当大臣は14日、トカラ列島を含む鹿児島県十島村の村長とオンラインで会談し、「国としても住民支援に全力を尽くす」と強調した。政府は今後、十島村で家畜を避難させる場合、補助金を支給する方針だという。

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