28.3 C
Tokyo
2025年07月23日水曜日
ホームトレンド【1万ドルの誘惑】鹿も丸呑み…銃なしで挑む静かな蛇狩り、フロリダが仕掛けた危険な生態系バトル

【1万ドルの誘惑】鹿も丸呑み…銃なしで挑む静かな蛇狩り、フロリダが仕掛けた危険な生態系バトル

引用:X(旧 Twitter)
引用:X(旧 Twitter)

ニューシスの報道によると、生態系を破壊する「ビルマニシキヘビ」に頭を悩ませている米フロリダ州が、賞金付きの駆除大会に乗り出したという。

米ピープル誌は今月14日、フロリダ州が11日から20日まで「ニシキヘビ捕獲大会」を開催していると報道した。

この期間中に最も多くのヘビを捕獲した参加者には、1万ドル(約147万9,152円)の賞金が贈られる。大会では銃器や犬など動物の使用が禁止されており、人道的な方法でヘビを捕獲しなければならない。

1970年代の米国でエキゾチックペットとして人気が高かったニシキヘビだが、個体数が急増したことで厄介者と化した。ネズミやウサギなどの小動物から、シカやイノシシといった大型動物まで、何でも捕食する。

特にフロリダ州は、ニシキヘビの中でも大型種であるビルマニシキヘビに悩まされている。フロリダ州は5月、インスタグラムで「ビルマニシキヘビが在来のシカや鳥、小型哺乳類を食い尽くし、生態系のバランスを壊している」と警鐘を鳴らした。

フロリダ州魚類・野生生物保護委員会(FWC)によると、ビルマニシキヘビは一度に50〜100個の卵を産み、繁殖力も旺盛だという。2000年以降にフロリダ州で確認されたビルマニシキヘビは2万3,000匹に上る。

FWC野生生物影響管理部門長のサラ・ファンク氏は「大会の主な目的は、外来種による悪影響を大衆に認識してもらうことだ」とし、「環境に害を与える外来種を自然に放す行為は、決してあってはいけない」と強調した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください