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2025年07月23日水曜日
ホームトレンド【娘vs婚外子】ワハハ創業者“6兆円遺産”をめぐる相続戦争、香港と杭州で始まった法廷バトルの行方は?

【娘vs婚外子】ワハハ創業者“6兆円遺産”をめぐる相続戦争、香港と杭州で始まった法廷バトルの行方は?

引用:バイドゥ
引用:バイドゥ

中国を代表する飲料・食品業界の実業家、ワハハグループ創業者の宗慶後会長が死去した後、彼の婚外子らが巨額の遺産分割訴訟を起こした。

台湾の中央通信社が18日に報じたところによると、最近、米国籍を持つ3人が宗会長の長女で現ワハハグループ会長の宗馥莉氏を相手取り、香港と杭州の裁判所にそれぞれ訴訟を提起した。

彼らは宗会長の子供であると主張し、総額約340億元(約7,029億5,170万円)に及ぶ遺産の分割を求めている。

彼らが要求している遺産には、約21億ドル(約3,118億3,178万8,800円)規模の信託資産とワハハグループの株式29.4%が含まれているとされる。

宗会長は1989年、浙江省杭州で食品会社を創業した。

1991年にグループ会社へ転換し急成長を遂げた。当初は「子供用栄養ドリンク」とミネラルウォーターで成功を収め、1990年代後半にはヨーグルトや飛躍コーラなどのヒット商品を通じて中国の飲料市場をリードした。

彼はかつて「中国一の富豪」としてその名を轟かせたこともある。

宗会長は2024年2月、79歳で逝去した。

生前に後継者として指名された娘の宗馥莉氏が現在ワハハグループの経営を担っている。

今回の訴訟を起こした宗志昌氏、宗傑利氏、 宗志成氏の3人は、宗会長とグループ創立メンバーだった杜建英氏との間に生まれたと主張している。

杜建英氏は宗創業者より21歳年下で、1991年に入社し2008年に退社するまで会社の海外事業を主導した人物として評価されている。

訴訟当事者らは出生証明書と親子関係を確認する遺伝子検査の資料を裁判所に提出したと伝えられている。

この訴訟はワハハグループの経営の安定や今後の株式体制にまで影響を及ぼす可能性があり、内外からの注目が集まっている。

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