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2025年08月04日月曜日
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【無意識の偏見か】白人至上主義? ハリウッド女優が広告で“優生学”想起の物議に

引用:アメリカン・イーグルの公式サイト
引用:アメリカン・イーグルの公式サイト

ハリウッド女優シドニー・スウィーニー(27)が最近、ジーンズの広告で白人至上主義を連想させる論争に巻き込まれた。

1日、ワシントンポスト(WP)や米NBCなどの海外メディアは、先月31日(現地時間)にシドニー・スウィーニーが出演したアメリカン・イーグル(American Eagle)の「グッドジーンズ(good jeans)」広告が白人至上主義とナチス・ドイツの宣伝を想起させるとして批判を浴びていると報じた。

引用:アメリカン・イーグルのYouTubeチャンネル
引用:アメリカン・イーグルのYouTubeチャンネル

問題の広告は「シドニー・スウィーニーは素晴らしいジーンズを履いている(Sydney Sweeney has great jeans)」というタイトルで、発音が似ている「jeans(ジーンズ)」と「genes(遺伝子)」を掛けた言葉遊びを用いている。

広告でスウィーニーはジーンズを履きながら「ジーンズは親から受け継がれる。時には髪の色、目の色、性格まで決めてしまう」と語る。

最後のシーンではスウィーニーの青い目をクローズアップし、「私のジーンズは青い(My jeans are blue)」というフレーズで締めくくる。

引用:アメリカン・イーグルのSNSアカウント
引用:アメリカン・イーグルのSNSアカウント

別の広告では「グレートジーンズ(Great Genes)」という文句の下で「Genes」に線が引かれ、代わりに「jeans」と書き加えられるシーンが登場し、さらに物議を醸した。

ネットユーザーは、この広告が新作ジーンズの素晴らしさを強調するために、金髪で青い目を持つ白人の遺伝子が優れているという考えを暗示していると批判した。

さらに、特定の遺伝的特徴を理想化することで「優生学」を連想させると指摘した。優生学は優れた遺伝子を選別する差別的理論で、過去にナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺を引き起こしたため、タブー視されている。

アメリカン・イーグル側は、この広告の論争について公式見解を示していない。

一方、シドニー・スウィーニーはHBOドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でブレイクし、『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』や『マダム・ウェブ』などに出演した。彼女は5月、自身の入浴水を含む石鹸を発売して話題を呼んだこともある。

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