ロシア、ウクライナのキーウ空襲でEU大使館も被害…EUは「意図的な攻撃」と非難
民間地域への空襲で17人死亡、48人負傷
英国とEU、ロシア大使を召喚

ロシアは28日未明、ウクライナの首都キーウに大規模な空襲を行い、子供4人を含む少なくとも17人が死亡、48人が負傷したと現地当局が発表した。『AP通信』によれば、今回の攻撃には攻撃用ドローンや防空網をかく乱する囮の戦闘機598機、さらにミサイル31発が使用され、開戦以来、最大規模の攻撃の一つとみられている。停戦交渉が進展を見せない中、ロシアはウクライナへの攻勢を一段と強めている。
今回の空襲はアパートなど民間地域を狙った同時多発的な攻撃となり、キーウにある英国文化評議会やEU大使館も被害を受けた。これにより、ロシアが西側の施設を意図的に標的とした可能性が指摘されている。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は緊急記者会見で「昨夜、ロシアのミサイル2発が20秒間隔で、キーウの我々の代表部建物からわずか50メートルの地点に落下した」と述べ、「ウクライナを恐怖に陥れるためなら、ロシアは民間人を殺傷し、EUを狙うことさえためらわないことを示した」と強調した。
在ウクライナEU大使のカタリナ・マテルノバ氏も、被害を受けた大使館の写真を数枚投稿し「これが平和を取り戻す努力に対するモスクワの真の回答だ」と記した。写真には、破損した天井から鉄筋が落下し、壁や窓が粉々になったがれきが散乱する様子が映っていた。
アントニオ・コスタ欧州理事会議長も自身のSNSで「今回の空襲は意図的な攻撃だ」と非難し、「EUは屈しない。ロシアの攻撃はウクライナとの連帯をさらに強めるだけだ」と強調した。
同日午後、英国外相は駐英ロシア大使を、EU外交・安全保障政策上級代表はEU域内を担当するロシア高官をそれぞれ召喚し、抗議を行ったと発表した。

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