ファッション界の巨匠、ジョルジオ・アルマーニ氏が逝去した。享年91歳。
4日(現地時間)、『ロイター』通信によると、アルマーニ氏が手がけるファッションブランド「ジョルジオ・アルマーニ」は公式声明で、「深い悲しみの中、創設者でありブランドの原動力であった彼の逝去をお知らせする」と発表した。

さらに、「故人は愛する人々に囲まれ、安らかに旅立たれた。最後まで疲れを見せることなく、生涯の最後の日まで会社やコレクション、将来のプロジェクトに献身された」と述べ、「我々は故人が築いた会社を尊重と責任、そして愛をもって継承していく」と誓いました。
ジョルジオ・アルマーニは昨年6月、健康上の理由でミラノ・ファッションショーを欠席し、健康不安説が浮上していました。
故人の葬儀は、6~7日にミラノで執り行われる予定です。
1934年、イタリア・ピアチェンツァ生まれのジョルジオ・アルマーニ氏は、1975年に自身の名を冠したブランド「ジョルジオ・アルマーニ」を設立し、本格的にファッション業界に進出した。
男性用スーツのデザインを現代的に再解釈し、「節制された優雅さ」という新たな美学を提示したことで、世界的デザイナーとしての地位を確立した。
衣料品ブランドとしての成功を基盤に、アルマーニ氏は化粧品や家具、ホテル、レストランなどへ事業を拡大。現在では年間約23億ユーロ(約4,000億円)の売上を誇る大企業に成長していた。
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