「腰痛がすっかり治る」?――生きたカエル8匹を飲み込んだ80代女性が入院、中国で衝撃
民間療法を信じた80代中国人女性、寄生虫に感染

長年の腰痛を民間療法で治そうとした80代の中国人女性が、生きたカエル8匹を飲み込んだ結果、消化器系の損傷と寄生虫感染を起こし入院するという衝撃的な事件が発生した。
8日付の香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」などによると、82歳のチャンさんは長年、腰椎ヘルニアによる慢性的な痛みに悩まされていた。彼女は「生きたカエルを飲み込むと腰痛が和らぐ」という民間の言い伝えを信じ、実際に試すことを決意したという。
チャンさんは家族に真意を告げないまま、生きたカエルを捕まえてほしいと頼んだ。家族が捕まえてきたのは、いずれも大人の手のひらより小さなカエルだった。彼女はそれらを調理せずに生きたまま飲み込み、初日に3匹、翌日に残りの5匹を摂取した。
摂取直後は軽い胃の不快感を覚える程度だったが、時間が経つにつれて激しい腹痛が襲い、最終的には歩くこともできなくなった。チャンさんは家族にカエルを飲み込んだことを打ち明け、9月初旬に浙江省杭州市の浙江大学第一附属病院に搬送された。
病院での検査の結果、腫瘍の可能性は否定されたものの、寄生虫感染や血液疾患の兆候とされる好酸球(oxyphil cells)の数値が異常に上昇していることが確認された。追加の精密検査の結果、チャンさんが寄生虫に感染していたことが判明した。
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