
ロシアが占領したウクライナ東部ドネツクにヘリコプターで侵入しようとしたウクライナ特殊部隊が全滅したとロシアのタス通信が1日(現地時間)報じた。
報道によるとロシア国防省は、ドネツクのクラスノアルメイスク(ポクロウシク)から北西に約1km離れた場所でウクライナ特殊部隊員11名が着陸を試みたが、ロシア軍に阻止され全員死亡したと明らかにしたという。
ロシアが樹立したドネツク人民共和国(DPR)政府の首長デニス・プシーリン氏は声明で「今日クラスノアルメイスクで作戦を展開中で、市街戦を含む厳しい戦闘が繰り広げられているが、我々の部隊が前進している」と述べた。
ウクライナ軍も最近、ポクロウシクにロシア軍の一部兵力が侵入したと発表した。ウクライナ軍・第7即応軍団は先月29日「ポクロウシクの包囲作戦を実行するため、敵軍約1万1,000名が配置され、都市侵入に成功した敵分隊がポクロウシク北部への進出を試みている」と明らかにした。

ポクロウシクはウクライナ東部防衛線の要衝だ。ロシアはドネツクの約75%を占領しているが、ドネツク中心部の橋頭堡であるポクロウシクを昨年2月の初めての攻勢以来20か月間攻略できずにいる。
こうした中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は今月中旬までにポクロウシクを占領するよう軍に指示したとされる。














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