
ヨーロッパなどで反イスラエル・ユダヤ人テロを企てた『ハマス』の組織員を逮捕したと、ドイツ連邦検察庁が6日(現地時間)にホームページで発表した。
ドイツ連邦検察庁によると、逮捕されたのはムハンマドAという英国籍の男である。彼は『ハマス』の組織員で、今夏ベルリンで他の『ハマス』組織員と接触し、拳銃5丁と弾薬などを受け取った後、ウィーンに隠匿した容疑が持たれている。
逮捕は3日にロンドンで行われた。今後、英国からドイツに送還され、裁判にかけられる見込みである。
彼と接触した『ハマス』組織員はアベド・アルGという人物で、9月にも逮捕され取り調べを受けている。彼らはドイツなどヨーロッパ地域でイスラエル人やユダヤ人関連施設を狙った攻撃を準備していたとみられている。
『AP通信』によると、オーストリア情報機関はこの発表に関連し、『ハマス』に関与していると思われる武器の隠し場所を発見したことを明らかにした。
オーストリア内務省は、ヨーロッパ内のイスラエル・ユダヤ人関連施設が標的になる可能性が高いとの見解を示した。オーストリアは『ハマス』関連のグローバルテロ組織について国際的な協力のもと調査を進めてきた。
一方、『ハマス』は一連の事件への関与を否定している。『ハマス』は2023年10月7日の「アルアクサの洪水」作戦以降、イスラエルと2年以上戦争を続けているが、中東以外の地域での活動が明らかになった事例は稀である。

















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