
横浜市に住むマレーシア出身の外国人住民の自宅と車両に、外国人嫌悪を伴う文言が記されたメモが貼られていたことが判明し、議論を呼んでいる。
香港メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」は12日付の記事で、横浜市で英語教師として勤務するA氏が11日、自身のSNSに「退勤後に帰宅すると、玄関ドアと車両に差出人不明のメモが貼付されていた」と投稿し、写真を公開したと報じた。A氏は2024年から日本に居住していると述べた。
公開された写真には、「日本は移民を受け入れない」「日本人の税負担を外国人に充てるべきではない」などの記載があり、「移民政策に反対する」とする文言も含まれていた。英語で「自分の国に帰れ(Go back to your country)」との記載も確認され、発信元には「横浜市保守派」と記されていた。自宅前や車両周辺には、同趣旨のポスターが複数貼付されていたという。
A氏は「日本社会に危害を加える意図は一切ない」とし、「日本で生活し、社会に寄与することを望んでいる」と強調した。また、「一部の事例をもって外国人全体を論じるべきではない」と訴えた。
その後、A氏は警察に通報し、警察は周辺のパトロールを強化すると伝えた。
近年、外国人に対する差別的事例が相次いでいる。都内の飲食店がSNS上で「韓国・中国人禁止」とする案内を掲載して批判を受けたほか、先月には「公園に中国・韓国のゴミが多い」とする根拠のない動画が投稿され、反発を招いた。















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