メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「欧州はもう守らない」米が突きつけた決別――‟NATO防衛丸投げ要求”で欧州が揺れた

竹内智子 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米トランプ政権2期目が新たな「国家安全保障戦略(NSS)」を通じて欧州同盟に「決別」を宣言した後、2027年までに欧州主導の北大西洋条約機構(NATO)防衛を構築するよう通告した。

ロイター通信は7日(現地時間)、事情に詳しい関係者の話を引用し、米国防省の官僚が先週ワシントンD.C.で開催されたNATO政策監視会議で欧州代表団に2027年までNATOの従来型防衛能力を担うよう要求したと報じた。従来型防衛は兵力からミサイルなどの武器、情報などの非核資産を含む。米国の官僚は、欧州が期限を守らなければ米国のNATO防衛調整メカニズムへの参加を中止する可能性があると警告した。

NATOの従来型防衛責任が米国から欧州に大幅に移転されると、NATOの運営方式も明らかに変わる見込みだ。ワシントン・ポスト(WP)は事実上NATOに対する米国の約束撤回であり、軍事同盟に甚大な波及効果をもたらすだろうと分析した。2027年の期限がトランプ政権全体の立場なのか、米国防省の一部の見解なのかは明らかでない。しかし、欧州にとっては差し迫った締め切りであることは明らかだ。

第二次世界大戦で荒廃した欧州は、米国の軍事経済的支援を基に立ち直った。ドナルド・トランプ米大統領の登場以降、同盟の弱体化とウクライナ戦争によるロシアの脅威の増大を背景に自立に力を入れている。NATO加盟国は6月の首脳会議で米国の要求通り防衛費を国内総生産(GDP)比5%に増額することで合意した。EUは独自の防衛能力強化を通じて2030年までに「再武装」すると3月に宣言した。

政治メディアのポリティコは、米国が提示した2027年の締め切りについて「タイムテーブルが驚くほど短い。EUの人々はこれが意味することに準備ができていない。幻想は崩れ、厳しい選択が目の前にある」と指摘した。ちょうどその時、トランプ政権は5日に公開したNSSで欧州の自立とNATOの非拡張の立場を公式化した。また、欧州が進歩的な既得権と無分別な移民受け入れのために「文明の破壊」危機に直面していると厳しく批判した。

スウェーデンの元首相、カール・ビルト氏はSNSの「X(旧Twitter)」に「米国が新たな安全保障戦略で民主主義に脅威があると考える地域は欧州が唯一のように見える」と書き、「奇妙なことだ」と述べた。駐米・フランス国連大使は「欧州の一部は、まるで極右政党の冊子のようだ」と述べた。

トランプ政権は欧州が移民政策と民主主義の後退で「根本的価値」を失っていると何度も主張してきた。JD・ヴァンス米副大統領は3月のFOXニュースのインタビューで「欧州は文明的自殺の危険にさらされている」と述べた。WPは今回のNSSについて「多くの欧州の指導者がゴルフとホワイトハウスでの会合で、トランプ大統領をなだめようとゴマをすってきたが、こうした懇願は効果を上げず、むしろ後始末することがさらに多くなった」と指摘した。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「もう限界だ!」米農家が関税に反発…輸出停止で破産激増、トランプが2兆円の血税で火消し
  • 「ウクライナはロシアより腐敗」...トランプ長男、“ゼレンスキー神格化”を痛烈批判!米支援“完全停止”も示唆
  • グーグルが“反撃の刃”を抜いた、AIスマートグラス初披露でメタ包囲網が動き出す
  • 「巨大地震の可能性も」...青森・八戸で深夜に震度6強の地震発生!専門家警告「この1週間が危ない」
  • 「勝手に動かすな」議会がトランプ案を却下、在韓米軍は維持
  • 「トランプ、完敗か」関税攻勢でも中国の年間貿易黒字が初の1兆ドル突破…国内では“黒字縮小”論も?

こんな記事も読まれています

  • 「品質が持たない」テスラに“10年最悪の烙印”、検査が暴いた致命的欠陥率…EV覇者の失速か
  • 「ポルシェが封印技術を再設計」水噴射で内燃機関の限界を押し広げる
  • 「韓国で“軽量FRの逆襲”始まる」大型化一辺倒の韓国でMX-5が異例の注目を集める理由
  • 「メーターを見る一瞬が危ない」SHOEIが世界初の完全統合ARで安全常識を覆す
  • トランプ、“2次攻撃映像の公開”から逃げた? 方針後退し、判断をヘグセス長官に丸投げ!
  • 「生きて出られたこと自体が奇跡」北での些細な行為が“国家汚辱”と断罪された瞬間
  • 「火星にも建造物が建てられる?」火星の土と地球の微生物で“建築革命”を引き起こす日が迫る!
  • 「裏切りは誰だ!」トランプ陣営がエプスタイン文書で真っ二つ、内戦の火種に

こんな記事も読まれています

  • 「品質が持たない」テスラに“10年最悪の烙印”、検査が暴いた致命的欠陥率…EV覇者の失速か
  • 「ポルシェが封印技術を再設計」水噴射で内燃機関の限界を押し広げる
  • 「韓国で“軽量FRの逆襲”始まる」大型化一辺倒の韓国でMX-5が異例の注目を集める理由
  • 「メーターを見る一瞬が危ない」SHOEIが世界初の完全統合ARで安全常識を覆す
  • トランプ、“2次攻撃映像の公開”から逃げた? 方針後退し、判断をヘグセス長官に丸投げ!
  • 「生きて出られたこと自体が奇跡」北での些細な行為が“国家汚辱”と断罪された瞬間
  • 「火星にも建造物が建てられる?」火星の土と地球の微生物で“建築革命”を引き起こす日が迫る!
  • 「裏切りは誰だ!」トランプ陣営がエプスタイン文書で真っ二つ、内戦の火種に

おすすめニュース

  • 1
    母ワシ、“警告なしの急襲” 雛を狙う大蛇に一撃、崖上で起きた逆転劇

    フォトニュース 

  • 2
    米英の新型ハイブリッドが超音速時代を再起動、マッハ3の壁が崩れる

    トレンド 

  • 3
    掘削孔すべてで金検出“異例の結果”、中国が金市場を揺らす

    トレンド 

  • 4
    「その値段ならたい焼き機が買える」ルイ・ヴィトン新作が物議、文化オマージュか高級商法か

    トレンド 

  • 5
    義兄を30分外に立たせた“理由”、家族の絆が揺らぐ

    トレンド 

話題

  • 1
    「ソース瓶の中に金塊!?」中国で高齢者を狙った投資詐欺、警察の機転で未然に阻止!

    トレンド 

  • 2
    「故人への敬意を欠いている!」ひざ下が埋もれた銅像に遺族激怒、市長の呑気なSNS投稿も波紋

    トレンド 

  • 3
    「種を超えた愛!」母トラに見捨てられた子トラ、ラブラドール犬の母性で命をつなぐ

    トレンド 

  • 4
    「最後まで追いかけて刺した」...マンションの“騒音トラブル”が殺人事件に発展!

    トレンド 

  • 5
    「東京が一瞬で沈黙する地震」政府草案が示した“83兆円の破滅シナリオ”

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]