
ウクライナ軍がハルキウ州クピャンスクでロシア軍を包囲し、北西部の外郭を確保したとウクライナ戦況分析オープンソース地図サイト「ディープステート」が12日(現地時間)報告した。
ニューシスの報道によると、この日遅くウクライナ国家防衛軍第2軍団「ハルティヤ」は自らが今回の作戦を主導したと確認したとキーウインディペンデントは伝えた。
クピャンスクはハルキウから東に104km離れた主要な兵站ハブだ。9月末からロシアの持続的な砲撃と妨害工作の脅威により民間人の出入りが制限された。
ここは2022年侵攻初期にロシア軍に占領されたが、同年9月にウクライナ軍が奪還した。その後ロシアは攻撃を再開し、先月ワレリー・ゲラシモフロシア軍参謀総長はここを占領したと主張した。しかしウクライナはこれを否定していた。
ディープステートは、ロシア軍の残存勢力が依然として市内に残っており、作戦が困難で長期化していると指摘しつつ、ウクライナ防衛軍の作戦成功を証明する映像資料がすでにオンラインで共有されているため、公開可能な情報を開示すると説明した。
同日、ウォロディミル・ゼレンスキーウクライナ大統領は該当地域の部隊を訪れ、兵士たちを激励した。
これに加え、ウクライナのドローン攻撃によりロシア最大の精油施設の一つであるヤロスラブリで火災が発生したとウクライナメディアが伝えた。
ヤロスラブリのスラヴネフチ・ヤノス製油所はロシア5大精油施設の一つだ。年間原油約1,500万トンの処理能力を持つ。ウクライナ国境から700km以上離れている。
ミハイル・エブラエフ知事はドローンの脅威があると警告した。
現地住民は都市上空で少なくとも7回の爆発があったと報告した。ロシアに拠点を置く独立したテレグラムチャンネル「アストラ」は、該当施設で発生した火災の写真と映像を投稿した。
この他にトヴェリ、スモレンスク、モスクワなど複数の地域が夜間ウクライナ軍の攻撃対象になったという。トヴェリではドローン爆発により住宅用建物の低層部が損傷し、7人が負傷したと伝えられている。













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