
人が水に落ちた際、ドローン自体が直接水面に着水して救助を支援する「水上救助ドローン」の映像が公開され、ネット上で大きな注目を集めている。
このドローンは、中国の救助機器メーカー「DIDIOK MAKINGS(ディディオック・メイキングス)」が開発した救助用ドローン「JX-6A」だ。従来のように救命浮き輪を投下する方式とは異なり、最大時速約46キロで溺水者のもとへ飛行し、機体そのものが水面に突入する構造を採用している。
メーカーによると、JX-6Aは防水性能の最高等級であるIP68に対応しており、試験基準では水深1.5メートルで1時間の防水性能を確保しているという。さらに、約190ニュートンの浮力を備え、成人1人がつかまって体を支えられるよう設計されている。
運用性能については、通常の離陸条件で最大風力6級まで対応し、海上では風力2級相当まで使用可能だと説明している。
操縦用コントローラーでは内蔵カメラの映像をリアルタイムで確認でき、飛行中に通信が途切れた場合には自動で離陸地点へ戻る機能も搭載されている。通信距離は水面上で約1キロ、高度100メートルでは最大10キロに達するとしている。
現時点でJX-6Aの具体的な販売価格は公表されていないが、メーカーの公式サイトを通じて導入や購入に関する問い合わせを受け付けているという。














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