
米国によるイラン攻撃を受け、ホルムズ海峡をめぐる緊張が最高潮に達する中、180人以上の韓国人船員が同海域で足止めされていることが分かった。韓国最大の海運会社HMMの海上労組委員長を務めるチョン・ジョングン氏は、船員たちが強い不安を訴えていると伝えた。
チョン委員長は6日、韓国MBCのラジオ番組に出演し、「船舶のインターネットを通じて船員たちと頻繁に連絡を取っている。皆が不安を抱え、いつホルムズ海峡が再び通航できるようになるのかと焦っている」と述べ、「陸に上がることもできず、船員たちは船内にとどまっている」と語った。
さらに「米国がイランを攻撃した際、イスラム革命防衛隊が報復攻撃を行ったが、周辺には軍艦もいたと聞いている。ミサイルの残骸や自爆ドローンの破片が港の周辺に落下し、爆発音も聞こえたという。火災が発生して港が閉鎖される様子を乗組員が目撃し、その写真も送られてきた」と説明し、「乗組員たちは非常に強い不安を訴えていた」と述べた。
食料や生活必需品などの補給については、「我々の把握では在庫ベースで30~50日分程度ある」としたうえで、「ここでいう30日分には調味料や野菜、果物、肉などが含まれているが、主食である米や小麦などの穀物がどの程度あるのかを正確に把握する必要がある」と述べた。また、「HMMの船舶については余裕があると聞いているが、韓国籍船26隻を含む他の船舶についても、状況をどこまで正確に把握できているのかをしっかり確認することが重要だ」と語った。
チョン委員長は、ホルムズ海峡で足止めされている韓国人船員の家族からも連絡を受けていると明らかにした。
「家族たちは、陸路で一刻も早く送還してほしいと訴えている」としたうえで、「まずはイランからできるだけ遠く離れた場所へ移動し、米国の軍艦がいない停泊地で待機するようにしている」と説明した。また、「安全な場所で待機しながら状況を見極め、状況が改善しない場合は韓国の海洋水産部や外交部と協議し、送還することも検討している」と述べた。船舶はひとまずホルムズ海峡に停泊させ、船員を先に韓国へ帰国させる方針だという。
一方、4日時点でホルムズ海峡には韓国の船舶26隻があり、これらの船舶には韓国人144人を含む計597人の船員が乗船していると把握されている。また、ペルシア湾に滞在している外国籍船舶にも、韓国人船員42人が乗っているという。













コメント0