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「いつ終わるのかわからない」…ホルムズ海峡に足止めされた船員2万人の叫び

織田昌大 アクセス  

「いつ終わるのかわからない」…ホルムズ海峡に足止めされた船員2万人の叫び

引用:ニューシス
引用:ニューシス

中東での戦争長期化により、ホルムズ海峡一帯で足止めされた数万人の船員が数週間にわたり孤立と恐怖の中での生活を強いられている。

先月30日(現地時間)、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)によると、インド人船長ラフル・ダール氏とその乗組員は、ペルシャ湾のタンカー上で8週間にわたり孤立しているという。海峡が事実上封鎖される中、当直中の船員たちは、地平線の向こうでドローンやミサイルの迎撃が繰り返される様子を目撃している。

ダール氏はAP通信のインタビューで「一瞬一瞬、緊張が極度に高まる」とし、「表面上は平静を保っているが、ストレスは徐々に蓄積している」と語った。

先月7日には米国とイランの間で不安定ながら休戦が成立し、一時的に期待が高まったものの、状況はいまだ不透明だ。

船員たちは小規模な活動や会話を通じて士気を保とうとしているが、長期の孤立による疲労が蓄積していると訴えている。

現在、タンカーや貨物船など数百隻の船舶と、約2万人の船員が海峡を通過できずに湾岸海域にとどまっている。通常、世界の原油や液化天然ガスの約20%がホルムズ海峡を通過しているが、最近の通行量は戦争前に比べ大幅に減少している。

海運データ会社ロイズリストインテリジェンスによると、先月13日から19日までの1週間で海峡を通過した船舶は約80隻にとどまった。これは戦争前の1日平均130隻以上と比べて大きく減少している。

さらに、一部の船舶は攻撃を受けており、国連によれば少なくとも10人の船員が死亡した。

インドの船員労組側は、一部の船舶で食料や飲料水が不足し配給制が実施されているほか、通信障害により家族との連絡さえ容易ではない状況だと伝えた。連絡が取れたとしても、高額なローミング費用のため、短時間の通話にとどまるケースが多いという。

組合によると、イランのバンダル・アッバース港近くに停泊している船員たちはドローンの爆発を目撃するなど、日常的に恐怖にさらされている。爆発が港から数百メートルの距離で発生することもあるという。

労組関係者のマノージ・クマール・ヤダブ氏は、「多くは人生で初めて乗船した人たちであり、甲板上で爆発を目撃した者が受ける精神的苦痛は想像を絶する」と訴えた。

オマーン近海で1か月以上足止めされている貨物船の航海士レザ・モハンマド・サレ氏も、「最大の問題は不確実性だ」とし、「今日が安全に見えても、明日がどうなるかは誰にもわからない」と語った。一部の船ではGPSの妨害により手動航法に頼らざるを得ない状況も発生している。

海運会社も対応に追われているが、状況の改善には至っていない。世界的な船舶管理会社フリートマネジメントは、孤立した船舶と1日に数回連絡を取り、食料補給の調整を行っているものの、乗組員の交代は依然として難航していると明らかにした。

同社は「危険地域への乗船を拒否する人員が増えている」とし、「船員の選択権を尊重せざるを得ない状況だ」と伝えた。

ドイツの海運会社ハパックロイド(Hapag-Lloyd)も、6隻の船舶で約150人の船員が足止めされている。同社は船員と毎日連絡を取っているが、長期滞在による単調さや疲労が蓄積しているとしている。

専門家は、今回の事態が一時的な危機にとどまらず、世界の海運業における人材確保にも影響を及ぼす可能性があると懸念している。繰り返される紛争や孤立の経験が、船員職の敬遠につながりかねないためだ。

国際連合傘下の国際海事機関(IMO)は安全航路の確保を呼びかけているが、機雷設置の疑惑や武力衝突の危険が続き、状況は改善されていない。

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