米国「台湾は信頼できる有能なパートナー」…米中の神経戦続く

米国務省は、台湾の頼清徳(らい・せいとく)総統によるアフリカ南部エスワティニ訪問に関連し、台湾を信頼できる有能なパートナーと評価して支持を示した。一方、中国は強く反発しており、台湾を巡る米中の神経戦が続いている。
中央通訊社、聯合報、MSNによると、米国務省報道官は頼総統のエスワティニ訪問について、台湾は米国をはじめとする多くの国にとって信頼できる有能なパートナーであり、台湾の国際関係はエスワティニを含む各国の人々に大きな利益をもたらしていると述べた。
さらに報道官は、民主的に選ばれた歴代の台湾総統はいずれも外交関係を持つ国々を訪れてきたと説明した。前任の蔡英文総統も2018年と2023年にエスワティニを訪問したとしたうえで、今回の訪問も通常の外交日程に当たり、政治問題として拡大すべきではないと強調している。
頼総統は2日、エスワティニに到着し、国賓訪問のを行った。当初は4月22日から27日まで訪問する予定だったが、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルのインド洋沿岸3か国が台湾総統専用機の領空通過を認めなかったため、日程は一度延期された。
これについて台湾当局は、日程の遅れが中国の圧力によるものだとして批判を強めた。
総統府は、今回の訪問について、安全保障、経済、デジタル分野での協力強化を通じ、双方の関係を一段と深めることが目的だと説明している。
滞在中、頼総統はエスワティニのムスワティ3世国王と会談し、台湾への再訪を招請した。今回の訪問は、ムスワティ3世国王の即位40周年に合わせたものでもあり、友好関係の確認という意味合いも持っている。
人口約130万人のエスワティニは、台湾と正式な外交関係を維持する12か国のうちの1か国だ。中国がアフリカで幅広い経済関係を築くなか、台湾と国交を維持しているアフリカ唯一の国でもある。
中国政府は、頼総統がエスワティニ政府の航空機を利用して現地入りした点についても問題視し、非難の度合いを強めた。
中国は、台湾を自国領土の一部とみなし、国家間関係を結ぶ権利はないとの立場を崩していない。そのため各国に対し、台湾との交流を中止するよう求め続けてきた。
米国は、台湾にとって最も重要な国際的支援国であると同時に、主要な武器供給国でもある。こうした関係が続くなか、中国の反発も収まっていない。
中国の王毅外相は4月30日、米国のマルコ・ルビオ国務長官との電話会談で、台湾問題は米中関係における最大のリスク要因だと警告した。この発言は、今月下旬に北京で予定されている米中首脳会談を前に出たもので、双方の緊張の高さを改めて浮き彫りにしている。














コメント0