
米国のドナルド・トランプ大統領の中国訪問が1週間後に迫る中、中国の王毅外相が北京でトランプ大統領の側近である米共和党のスティーブ・デインズ上院議員(モンタナ州)と会い、米中関係の安定への意志を示した。
7日、AP通信によると、王外相はこの日、北京の人民大会堂でデインズ議員が率いる超党派の米議会代表団を接見したという。王外相は会談で「中国の習近平国家主席とトランプ大統領が重要な時期に両国関係の方向を定めるのに貢献した」と言及した。続けて「昨年の1年間、米中関係は多くの曲折と混乱を経験したが、全体的な安定は維持された」とし、「両国は世界平和に貢献できる方法を共に見つけなければならない」と強調した。
デインズ議員も「我々はデカップリング(密接に結びついていた国家間の経済関係を政策的に分離・切り離すこと)ではなく、緊張の緩和を望んでいる」とし、「安定と相互尊重が必要だ」と応じた。彼はまた「来週の両国首脳会談後、中国によるボーイング航空機の追加購入が行われる可能性もある」とし、米中間の経済協力拡大への期待感を示した。
さらにデインズ議員は、中国が中東の緊張緩和とホルムズ海峡の安定に寄与していると評価した。彼は王外相が前日、イランのアッバース・アラーグチー外相と会談した事実に言及し、「これは中国が中東問題の解決に積極的に関与している証拠だ」と強調した。中国外交部もこの日の午後、両者の会談事実とともに王外相の発言内容を公開した。
中国外交部によると、王外相はこの日、「今回の訪問はトランプ大統領就任後に中国を訪れた初の米超党派議員団であり、重要な象徴的意味を持つ」とした上で、「協力の新たな分野を議論し、米中関係の安定的かつ健全で持続可能な発展に新たな動力を加えたい」と述べた。続けて「米中関係は両国民の福祉に関わっており、世界情勢の安定に影響を与える」とし、「中国は米国と共に両国首脳の重要な合意をしっかりと実行し、米中関係が真に安定し改善され、両国と世界に利益をもたらすことを望んでいる」と期待を寄せた。
王外相は特に「米国と中国という両大国が真に正しい共存の道を見つけるためには、相互の認識問題を持続的に解決し、両国関係の正しい方向性をしっかり定めることが重要だ」とし、「万物が互いに共存しながら害を及ぼさないように、我々は共に『和して同ぜず』を追求し、敵ではなく仲間にならなければならない」と強調した。さらに「中国は国力が強くなれば必ず覇権を追求するという古い道を歩まず、平和的な発展を堅持する」とし、「米国が中国を客観的に見て、理性的な対中認識を確立し、中国の核心利益を実質的に尊重し、意見の相違を適切に管理することを希望する」と訴えた。
中国外交部はこの日、米国側の発言は別途に公開せず、彼らが中国訪問に対する感想と米中関係の発展に関する見解を共有したとだけ紹介した。また、両者が共通の関心事である国際・地域問題について意見を交換したと付け加えた。デインズ議員が率いる米議会代表団は1日から中国を訪問中だ。P&Gの役員として中国で6年間勤務していたデインズ議員は、トランプ大統領の側近として評価されている。これまで彼が米中間の非公式な仲介者役を果たしてきたとの評価があるため、今回の訪中も首脳会談の準備に向けた動きではないかとの観測が出ている。
一方、米ホワイトハウスは3月にトランプ大統領の訪中日程を公開した。ホワイトハウスによると、トランプ大統領は14~15日に中国を訪問する予定だという。当該日程は中東戦争の影響で一度延期された後、再調整された。














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