
中国の有名チェーンホテルで、宿泊客用のタオルでトイレや歯磨きカップを拭く映像が公開され、中国国内で波紋を呼んでいる。中国の宿泊・食品業界における慢性的な衛生問題が、改めて注目を集めている。
報道によると、四川省成都市のある有名チェーンホテルで清掃スタッフが客室のタオル1枚でトイレを拭いた後、そのタオルで歯磨きカップまで拭く場面が捉えられたとしている。
この実態は現地の放送局の記者たちの潜入取材によって明らかになった。宿泊客に扮して客室に滞在し、小型撮影機器を設置して清掃の過程を見届けたものだ。
記者たちが外出前に案内デスクに「カップを消毒し、タオルを交換してほしい」と依頼すると、ホテル側は「清掃には約40分かかる」と説明した。しかし実際の清掃はわずか7分で終わった。清掃スタッフは映像の中で、歯磨きカップを全く消毒せず、客用タオルも新しいものに交換せずに適当に折りたたんで元の位置に戻すにとどまった。
成都市に位置する別の有名チェーンホテルでも状況は似ていた。スタッフが客用タオルを「万能雑巾」のように用いて客室各所のほこりを拭き取る場面がカメラに収められた。
当局が調査に着手…「厳重処罰と特別監視」
暴露映像の公開を受け、消費者の怒りが広がると、成都市当局は直ちに対応に乗り出した。
当局は問題のあったホテルに対する調査に着手し、責任者を呼んで即時の是正を命じた。客室の清掃・消毒状態、寝具の交換の有無、スタッフの作業規則遵守の有無などを厳密に調査している。
成都市当局者は「調査結果に基づき、関与したホテルと担当者を厳重に処分する方針」とし、「地域内全体のホテル業界を対象に衛生の特別整備と監視を行い、消費者の権益を守る」と説明した。
中国のホテル業界における衛生管理の問題が浮上するのは今回が初めてではない。2020年には、広東省の5つ星ホテルで清掃スタッフが客用タオルでトイレを清掃する映像が公開され、国内外で批判が広がった。2017年にも黒竜江省ハルビンのある高級ホテルでスタッフがトイレ用ブラシで歯磨きカップを磨き、さらにはトイレの水で客室の床を掃除する場面が暴露され、大きな衝撃を与えた。
ホテルだけでなく食品業界でも、素足で漬け込み中の白菜を踏む様子や、白菜の漬け込み作業場で唾を吐いたりタバコを吸ったりする場面が映像で確認されているほか、鶏足の加工過程で工業用過酸化水素を使用するなどの違法行為も相次いで摘発されている。こうした状況を受け、当局による衛生管理・監督体制の抜本的な改善を求める声が上がっている。













コメント2
この高級ホテルの名前を公表しろ。
80年代初頭北京に駐在したが住居はホテルしかなく夫婦で4年半生活した。ある日家内が目撃したのは便器をバケツ代わりに使って1枚の雑巾で便器も拭き、洗面台、バスタブ、テーブル等を拭く姿であった。その後家内は毎日自分で拭き直していた。