
米国のドナルド・トランプ大統領は1日(現地時間)、イランとの終戦交渉が破綻する可能性について、大きく気にしていないとの考えを示した。イランがイスラエルによるレバノン攻勢の強化を理由に交渉を中断したとの報道が出る中での発言だ。ただ、トランプ大統領はその後、SNS「トゥルースソーシャル」で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との電話会談を通じ、レバノンへの追加攻勢はないことを確認したと明らかにし、イランが交渉を破綻させないよう実質的な状況管理に乗り出したことを示唆している。
トランプ大統領はCNBCに対し、「正直に言って、彼らが交渉を中断しても気にしない」と述べ、交渉が長引くにつれて「非常に退屈になり始めた」と語った。
電話インタビューでは、イラン交渉団がイスラエルによるレバノンでの軍事作戦を理由に米国との対話を中断し、ホルムズ海峡を全面封鎖する方針だとの報道について問われ、このように答えた。トランプ大統領は「私は本当に気にしていない。これ以上気にしないというのが難しいほどだ」と述べ、イランが交渉に応じるかどうかはまったく関係ないと突き放した。
加えて、イランの交渉中断宣言を受けて原油価格が7%急騰したことについても、心配していないとの見解を示している。
トランプ大統領は「原油価格はごく近いうちに、石が落ちるように下がると思う」と述べ、「皆さんも知っている通り、非常に短い期間のことだ」と主張した。
さらに、「このすべてがイランの核兵器保有と関連していると説明すれば、人々も負担が多少増えることを喜んで受け入れるだろう」と付け加えている。
一方で、トランプ大統領はネタニヤフ首相に「レバノンで何が起きているのか尋ねるつもりだ」と語っており、イランの交渉拒否を内心では意識している様子もうかがわせた。
その後、トランプ大統領は自身のSNS「トゥルースソーシャル」への投稿で、ネタニヤフ首相と「非常に生産的な電話会談を行った」と明かし、「レバノンの首都ベイルートに軍は向かわず、その道に入っていた部隊もすでに方向を変えた」と述べている。
また、トランプ大統領は「高官を通じて」レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと対話したとし、「彼ら(ヒズボラ)はすべての銃撃が止まることに同意した」と伝えた。トランプ大統領は「イスラエルが彼らを攻撃しなければ、彼らもイスラエルを攻撃しないという意味だ」と説明している。
一方、同日の国際原油価格は取引序盤に7%急騰するなど大幅に上昇したが、その後は上げ幅を一部縮小した。
国際指標の北海ブレント原油8月渡しは、前営業日比3.73ドル(約600円、4.09%)高の1バレル=94.85ドル(約1万5,100円)を記録している。
米国の指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)原油7月物も、4.36ドル(約700円、4.99%)高の1バレル=91.72ドル(約1万4,600円)で取引された。
取引序盤には、ブレント原油が一時1バレル=97.79ドル(約1万5,600円)、WTIも94.78ドル(約1万5,100円)まで値を上げている。
原油価格の急騰は、イラン国営タスニム通信の報道が引き金となった。タスニム通信は、イラン交渉団が仲介国を通じた米国とのメッセージ交換を中断し、ホルムズ海峡も全面封鎖すると報じている。
タスニム通信は、イスラエルがレバノンの占領地域から完全に撤退し、レバノンとガザ地区へのすべての攻撃を止めるまで、「いかなる対話もない」と伝えた。
















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